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7月16日 にじ

「雨上がったね」

「少し待って良かったですね」

雨が降り始めたと思ったら、だんだん雨が強くなってしまい、傘を持っていなかった香取さんに帰るタイミングを逃させてしまった。

久しぶりに香取さんと話し込んでしまったからな

珍しく漱印は1人で出かけていった。

「あ、虹がかかってますよ」

少し興奮気味に伝えてくる姿が珍しくて驚いていると、恥ずかしそうに顔を赤くし俯いてしまった。

「結構降ってましたから虹出やすくなってるのかもしれませんね、久しぶりに虹を見た気がします」

「あんまり空見たりしませんよね、私結構考え事するとき空を見るのでつい」

「いいと思いますよ、物理的に上を向いた方が気分も上がると思います」

「物理的にってたしかに言えてますね」

俺の言ったことが変だったのか、笑顔になった。

顔があがって良かった

改めて空を見上げるとくっきりと綺麗な虹がかかっている。

もう雨降らなさそうだな

雨上がりのむわっとした暑さをかき消すように虹が気分を晴らしているように感じた。

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