136/207
5月8日 あにめ
「なあきうってアニメとか見る?」
「急にどうしました」
いつもなら小テストの愚痴かスポーツの話なのに
少し眉間に皺を寄せて霧島の方を見ると思っていたよりも真剣な顔をしていた。
「本当にどうしたんですか」
「いや昔見ていたアニメをまた見返してたら話題になってる声優さんの声変わってないって感動を共有したいと思ってだな」
ほんとにどうしたんだ
弁解をするかのように長ったらしい言い訳が止まらない。
「幼稚園や小学生だったら見てましたね、中学生になったら本や勉強の方が気になりましたから」
「じゃあ金曜とか土曜の夜とか日曜の朝とかの見てた感じだなってことは」
「待て待て俺に語るのか?もっと他のやつとかでもいいんじゃないか、流行りに詳しくないぞ」
「流行りに詳しくないから布教する方が早いだろ」
そうか?知ってるやつ同士の方が話が早くなると思うけどな
「きうの家テレビあっただろ、それで見れるし続きものじゃないやつもあるからな?」
それから延々と分かれ道まで熱く語られた。




