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4月17日 ちゃばん

「なあ漱印、きうったら酷いんだぜ」

「ほう詳しく聞かせたまえ酷い奴じゃのう」

うるさいものコンビが茶番を始めたようだ。

「今日俺の誕生日なんだけどな、別に俺の誕生日覚えてなくてもいいんだぜ。でもなあよく一緒にいるならなあ…」

「ふむふむ霧島の言いたいことは分かったぞ、きう流石にだめだぞ」

茶番の延長で厄介な主婦のような動きでこちらを非難する。

輩みたいだな

絶対に反応しないと決めていたのに、思わず顔を顰めた。

「わざわざここで油を売ってないで家で課題をした方がいいと思いますよ、少しでも教師の方々にいい顔した方がいいですし」

「わざわざって言うほど時間が無いわけじゃないぞ、きうが気づいてくれたら帰れるかもな」

本っ当に面倒臭いな

「きう、ちょっとこっちに来い」

腕を引かれて受付の方に連れて行かれた。

「なに漱印、いつもの茶番?」

「お主、祝いの言葉を言っておらぬじゃろ」

「別にクラスメートだけじゃなくて他のクラスの人にもお祝いされたし良くないか?」

「霧島はお主に祝われたかったと思うぞ、少しくらい我慢せえ」

少し強めに背中を押された。

ほんとうにめんどくさいやつだな


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