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3月27日 きっさ『ウソ』

霧島に宿題1人でしたら終わらないというくだらない理由で商店街にある喫茶『ウソ』に向かった。

「前は気づかなかったが、ウソと変な名前じゃの」

「店の中で名前を貶すのはどうかと思うよ」

「俺も驚いたぞ、もっと喫茶っぽい名前あったんじゃないか。例えば切り株とか」

「古時計とかかの」

霧島と漱印が喫茶店っぽい名前に盛り上がっている。

ここ店内なのにな

「そんなことより何か頼まないの迷惑だし」

「あ、あと1人くるからもう少しだけ待って」

あと1人って

「ごめんなさい、お片付けが遅くなっちゃって」

「大丈夫、さっき来たところだから」

香取さんを呼ぶって聞いてない

抗議するように霧島を見ると悪びれている様子がなかった。

わざと言わなかったな

漱印と席を交換して霧島以外はクリームソーダを注文した。


「霧島、コーヒー飲めるのか」

「俺くらいになると飲める」

「凄いね、私はカフェオレなら飲めるけど」

横目に見ると渋い顔をしている。

やっぱり強がってたか

子供らしくクリームソーダにすれば良かったのに

上のバニラアイスを食べ終えさくらんぼに手を伸ばした。


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