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3月18日 としょかん
春休みで学校が休みになるため本を沢山借りたのだが読み切ってしまった。
どうしたものかと考えていると図書館に行くのを勧められた。
「ここでは静かにね借りたいものがあれば持ってきて、5冊までだからね」
「分かったぞ」
そう言ってどこかに行ってしまった。
俺も気になるものないか見よう
いつもならミステリーだけど他のジャンルにも手を伸ばしてみようか
推理小説の棚で読んでない本を探してみたけど、読んだことがあるものか、読んでないけれども読みたいほどのものじゃない。
ファンタジー系も面白いけど長いからな、文芸にしようかな
うろうろと棚を見て回っていると漱印が近くに来ていた。
「思ってたよりも早いね、何にしたの」
「日本書紀や和歌集じゃお主は決まっておらぬのか」
「なんか渋いチョイスだね、まだ決められてない」
「よく読むのは推理小説じゃな、怪奇物はどうじゃ」
「なるほどそうしようかな」
ホラー小説と気になった文芸もの、漱印の借りたい本を持ってカウンターに向かった。




