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2月19日 じとうはんばいき
「きうー飲み物買いに行こうぜ」
「行ってらっしゃいませ」
「きうも来いよー」
なんで俺も…
霧島の目線に耐えられず、自動販売機の前まで着いていった。
「何買うつもりですか」
「不機嫌だな」
笑いながら俺の質問をスルーする霧島にイラッとする。
「特にこれってのは考えてなかったな。寒いからコンポタにしようか、大きい方がお得だから500のやつにしようか、1番安い水にしようか」
ブツブツ言いながら考え始めた
買うの決まってないのに寒い外に待たせないでほしい
「よし決めた!待たせてごめん」
「僕も買うので早くして下さい。」
「きうも買うのか」
霧島は結局水を買ったようだ。
俺は何も買わないのは癪だから温かいお茶を買った。
「流石に悪いしお茶くらい買うのに」
「別に礼をされるほど待った訳じゃないので」
それにお金あるのか怪しいし
財布の中身を見て小さくげっと呟いたの聞こえたからな