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2月10日 ふきのとう

「ふきのとうの天ぷら珍しいですね」

「実家からふきのとうを送ってもらいまして…せっかくならと」

おばあちゃんの買い出しに付き添っていると香取さんのお店まで来た。

ふきのとう!聞いたことはあるけど食べたことは無いな

思わずふきのとうの天ぷらをじっと見ていると

「喜雨、気になるなら夜ご飯に出しましょうか」

「え、別に大丈夫だけど…」

少し食べてみたい気もするけど、晩御飯決まってたはず

「緑色が一品増えると良いですし、おじいちゃんの好物ですからね」

それなら良いのかな

「あの、これどうぞ。少し小さいですけど味見に」

香取さんがこっそりと鮮やかな緑に薄い黄色の衣がかかったものを貰った。

「良いんですか?」

「形を整えた時に出た葉っぱで作ったので…それにお母さんじゃなくて私が揚げ物の練習ですし、味見にでも」

「ありがとうございます、貰いますね」

初ふきのとうに少し緊張して口に入れる。

小さいのにしっかりと苦味を感じる。

結構大人の味だな…




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