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1月26日 かみだのみ

ここ最近中学生が増えてきたような気がする。

もうすぐ受験か、懐かしいな

1年前の自分はわざわざ祈願に行かなかったから感覚が分からない。

「何を見ていたのじゃ」

「受験生?もうそんな時期かって思って」

「お主はしてないのかの」

「別にしなくてもいいかと思ったからしてない」

神からしたらどう思うのかな

ちらっと漱印の方を見ると渋い顔をしている。

どういう感情だ

「わしは言い難いが力になれぬ、わしは雨を降らせるが学力を授ける力はないの…」

そこまで凹むことでもないのにな

「わしも力になるなら手助けをしたいのじゃ」

「まあテストの相性が良かったら良いのにって意味では分かる気がする」

でも勉強を頑張ってる人に報われて欲しいけどね

「まあ助けを求める者を助けたいと思うのじゃ」

「せめて受験日に雨や雪を降らせないだけでも救われるんじゃないかな」

「そう言ってもらえるだけでも有難いの」

漱印の顔が晴れた気がする。

少しくらいは励ませたかな

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