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新生活の始まり

新しい話を作りました。新たな挑戦みたいなものです。最初は短編小説として投稿しようと思っていましたが連載系にしました。何卒この作品を宜しくお願いします!


人生は何事も全て顔で決まる!そう思ったのは中学の時。俺は顔は普通、体格も普通、コミュ力も普通と全てが全て普通人としての毎日を送っていた。


別に俺としてはこれが普通の生活なんだと思う。友達もそれなりにいたし、成績だってそこそこ良かったり運動も出来たりと容姿以外には恵まれていた。楽しい中学校生活が送れたと思っている。


しかし、高校に入学をした途端、俺は周りに着いていけなくなりはたまたは、オタク方面に走ったりと友達も数少ない感じとなっていた。


勉強やスポーツに関しては変わらず優れていたもの、俺と言う人物は皆からは疎遠と言える人物と扱われていた。今の時代で俗に言う陰キャって奴だ。正しく暗黒時代と言える高校時代。


あっ、決していじめとか暴力を振るわれたことは無いから安心してくれ!


運動神経はクラスの中で1か2位を争うぐらいだから喧嘩を振りかけたりはされなかった。


とにかく、俺は三年間そうした生活を送っていたことに嫌気などは......してはないか。だとしても変わりたい気持ちは確かにあった。


こうして俺は三年間続いた高校生活を無事終わりを迎えることができた。これを気に俺、稲葉煌太(いなばこうた)は地獄の生活との解放と同時に雰囲気をガラッと変わる、つまりイメチェンをすることにした。


これは俺が新しく大学生ライフを過ごす平穏な日常ラブコメ?ストーリーである。





「だからね、私と貴方が付き合えば問題は解決すると思うんです!」


「はぁ?」


今日始めて出逢った彼女に突然変な事を言った。これに対して俺はその言葉の意味がわからず呆然と立ち尽くしていた。


今何言ったんですか、この人?


はぁ?友人の好きな人をこの俺が付き合う......?今、この状況ってどうなってんすかー!


もしかして聞き間違いか?そうだとしたら一様確認の為にもう一度彼女に聞くことにする。


「えっと.....俺と貴女が付き合うってことでいいんですよね?」


とにかく焦っている俺は頭の整理が追い付かず上手く喋れない。


「そうです。私の問題が解決することと貴方には彼女が出来て万々歳。一石二鳥ですね。」


彼女の返答を聞いてようやく確信した。これは正しく事実、そして何故、こうなったのかは2週間前に遡る。



高校を卒業をした俺は昔からやりたいことが無く適当に大学へと進学することにした。


別に就職する手もあったが両親には大学ぐらいは出ておけと言われ、進学する決断へと至った。


独り暮らしする準備もしてバタバタした春の季節。ようやく俺も大人になるんだと確信するがまだ子供だ。


両親には「気を付けて生活するように」と言われ、妹の有栖(ありす)には「早く行きなよおにぃ!」と不機嫌そうに言われた。昔は良くお兄ちゃんとか言ってベタベタくっついていたのに今や冷たい。


妹は現在、反抗期中なので兄としては成長したんだなと喜ばしいこと、その反面ちょっぴり悲しい。


それはそうとして家族に別れの挨拶をし、駅の新幹線に乗って目的の場所へと行く。俺の行く大学名は海原大学。海原市にある有名と言う訳ではないがそれなりに良いところではある。


海原市とは都会であるが田舎と都会が混ざりあっている所だ。俺としてはありがたい。


田舎者の俺が都会に行くことには拒むがこの町にはそれがない。住みやすい地域の一つとして全国から知名度が高いと噂されている。


窓ガラスから見える景色を見ながらスマホに入っている音楽をイヤホンで聴いている。


「次は海原市、海原市に止まります。」


駅員の放送が鳴りもうすぐで海原市に着くそうだ。到着までに4時間も掛かり現在の時刻は丁度お昼頃と言える時間帯。


降りたら飯でも食べに行こうか。


そう考え、これからの新生活に期待で溢れている。もうあの頃の様にはならない為に自分磨きの練習に明け暮れていたあの日を思い出す。


美容室に言って髪型を変えたり髪をセットすることも出来るようになりお洒落も勉強したさ。


笑顔の作り方も練習したしコミュ力もぐーんと上がった。これは全て幼馴染のお陰でもある。


今度、実家に帰るときこの町の名物をお土産として持って行ってあげよう。


駅を降り改札口を通り外に出る。外に出るとビルが沢山建てられており、人も一杯。


ここが海原市───すげぇーほど広い。田舎に住んでいたからなのか何か新鮮って感じがする。今の現在地は駅前の広場って所だから俺が住むマンションはこの先からもっと奥の方に位置している。距離的にはここから徒歩で40分掛かる。


スマホの地図を見ながら目的地の場所へと歩く。途中でどっかに寄って飯でも食べよう。人が多い町に俺はひたすら歩く。途中で足を止める。


「あの店が良いな。」


俺が歩きながら見回っているなかで気になったお店があった。普通の喫茶店と言えるべき所。


他に良いところは沢山あるが、俺は気軽な場所が好みなのでこの喫茶店を選んだ。建物の外見からしても好みだし。直ぐ様入店した。


「いらっしゃいませーおひとり様ですか?」


元気良く業務挨拶をしてくれる店員。店の雰囲気も良いし中身も好み。それにしても若いなこの店員。


「はい。ひとりです。」


「では、此方の席へどうぞ。」


丁寧に空いている席へと誘導してくれる。


「ありがとう。」


店員にお礼を言い席に座る。とっメニュー欄は何処に?メニューが書かれている物を探す。


「お客様、メニューは此方にございます。」


「え?あ、ありがとう....ございます。」


探していることを察してくれた若い店員は優しく教えてくれた。良くできた子だな。若いのに客の対応にも慣れている。メニューを見て食べたいものを決める。


「すみません!オムライスと珈琲をお願いします。」


「かしこまりました。」


ざっとメニューを見て定番な物を選択した。この店、客がとっても多い。辺りを見回していると席はほぼ埋まっている。


この席が空いていただけで有り難いと言えるだろう。店員の気遣いも良くて人気なんだろうな。


頼んだものが来るまでスマホを弄って待つ。


「お待たせしました。オムライスと珈琲です。」


「あ、どうも。」


そうこうしているうちに来たようだ。一様、店員の彼女に会釈を返す。そうしたら彼女も笑顔で厨房に戻る。


その後、食事を済ませて目的地に進む。

あの店の料理美味しかったし接客も良くできていて気に入ったな。これからもあの店に行こうかな。


お店の事を考えながら歩く。町の風景、公園では噴水や子ども達のはしゃぎ声。やっぱり進学して良かったなと実感し嬉しそうに歩く。




あれから住むマンションに到着したと時にはすっかり日が暮れていた。寄り道したり散歩したりと予定とは違った方向へと進んでしまい到着時刻より遥かにオーバーしてしまった。


「遅くなってしまったがここの管理人さんには挨拶ぐらいするか。」

丁度日が暮れている時刻だから管理人も居るだろう。これからお世話になる為、一様用意している物がある。俺は管理人の部屋に向かう。


「御免くださいー!」


インターホンを鳴らし一様声も掛ける。そして部屋の扉が開き管理人が顔を見せる。


「どなたですか?」


「すみません。今日からここでお世話になる稲葉です。」


管理人は女性で腰まで伸ばした髪にお姉さんらしい顔で整っており一見美人と言えるが、正確には残念系美人と呼べるものだった。それは服装が超際どくと露出度高いラフな格好に髪はボサボサとして先程まで寝ていたのか眠たそうな顔をしておる。


「いなば、いなば、いなば......稲葉!そう稲葉くんね。取り敢えず私の部屋の中に入って。」


管理人は思い出すかのように名前を連呼する。忘れていたのかい!それよりも部屋の中入って言われても何か怖い。まあ入ってみる。


「ちょーと散らかってるけど気にしないで。ほら、ここに座りなさい。」


「お邪魔しまーす。」


入ってみたが案外部屋の中は綺麗に整っている。これが散らかってるってどんだけ綺麗好きなんだよ。と考えつつ奥の部屋に進み床に置かれている座布団に座る。


「稲葉煌太くんだよね。私はこの櫻木マンションの管理人の櫻木七奈美です。」


「どうも.....稲葉煌太です。よろしくお願いします。」


先程と違って丁寧に自己紹介してきた。この人案外そう言う所は真面目なのか?部屋にはお酒の缶が沢山置いてあったけど寝起きって感じだし飲んでいたんだろう。


「稲葉くんには確か、海原大学に入学する予定なんだよね。」


「はい。そうですけど。」


「私もね、海原大学出身で楽しいところだよー彼処。」


「は、はぁ~そうですか。」


櫻木さんは俺が通う予定の海原大学のOBだそうだ。そういやこの人歳はいくつなんだ?言おうとしたが怖くてやめることにする。


「はいこれ。稲葉くんの部屋の鍵。202号室だから、私の隣の部屋ね。」


「ありがとうございます。」


部屋の鍵を渡されて受けとる。よりによって櫻木さんの隣の部屋になるとは運が悪いのかそれとも仕組まれているのか。


「あ、そうそう稲葉くんって料理って出来たりするよね?」


ほら来た。わざわざ隣の部屋にした理由と思われるひとつ。俺が料理が出来ることを何故か知っている。これは完全に仕組まれている。

ここで嘘を付いてもお見通しだろうから正直に「出来ますよ」と言う。


「そっか~じゃあさあ、私の分も作ってぇ~。」


甘えた子どものように言ってくる櫻木さん。あんた、何歳なんだよ。まあ俺としてはこれからお世話になる人だから恩返ししないとな。


「ああ。わかりました。だけど俺が作るとして好き嫌いはしないようにしてくださいよ。」


「うん。わかった。後、私の事は気軽に敬語じゃなくて良いよ。堅苦しいの嫌いだし~。」


「わかりまし.....わかった。」


本当に変わった人だな。年上に敬語はちょっと抵抗感は感じるけどその内慣れるだろう。


「じゃあ、早速作って?」


「はぁ?先ずは部屋の整理させてくれって!」


櫻木さん嫌、七奈美さんと言うか。俺は新生活にややこしい年上のお姉さんと出逢った。これも一つの進展とも言えるだろう。俺はこれからの大学生活をどう過ごすのか料理をしながら考えていた。


「は~や~く!は~や~く!」


これから大学で新しい友達そして今は特に無い夢も何時かは持つようになるのだろうか。元陰キャが彼女なんて出来るのか不安が一杯。


「まだー?まだ出来ないの?遅いよ。」


「ん......」


まあこの新しい町で俺はもう一度青春を送ってやるぞー!今度こそは。


「ねぇねぇ、まだ出来上がらないの?」


「うるせぇ────!」


一つ訂正しよう。全然進展何かしてなかったわ。ただうるさい人が増えただけでこれからの俺の生活が心配です。

どうでしたか?私的にはまだまだ足りない部分があると言えます。一様期待はしないでください。プレッシャーに弱いので笑

別作品の水姫使いのロストメモリーも宜しくお願いします!

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