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黄金の魔女王  作者: 釣り師
56/92

第56話 すごく稼いじゃった。

なかなか次に進めない。

次こそ新しい展開を

書き手の希望です。

 なりきり越後屋も出番が終わったので、ワイパーンの買い取り交渉と討伐依頼の

報奨金の話をして良いかキャスルさんが聞いてきたところで、オグリオ氏を帰して

しまったことに気付く。

 「あれ、一応オグリオ氏を入れた4人で受けた依頼なんで、彼の居ない時に話し

 ていいかわかりませんが。」と私が言えば、

 「オグリオ隊長には、公務中ですので、依頼報酬に関することは、一切権利放棄

 されています。で、今回の報酬も全て忍者3姉妹が受け取ることになります。」

 へえ、そんなことになってるんだ。と思ったが、

 「では、ご説明願います。」と答える。

 「Bランクモンスターワイパーン討伐依頼、1匹につき金貨500枚、3匹討伐

 確認しましたので、金貨1,500枚になります。」と言って500枚入りの皮

 袋を3袋テーブルの上に出してくれた。いつもカウンターでの支払いなのに?

 「ここで貰っていいんですか?」と確認すると、「はい、今回は高額になります

 ので、他のハンターの目に留まらない場所でと思いましてここで支払わせていた

 だきます。それから、エルネ村へのオーク30体の供出代金として1体金貨5枚

 として30体で金貨150枚、それから明日造成していただく冷蔵・冷凍保管庫

 の建造費用 金貨1,000枚です。お受け取り下さい。」一応金貨2,500

 枚を異空間収納に収め、「オークの供出は私が勝手に置いてきたものですから、

 代金は受け取れませんが?」と私が言うと、キャスルさんが、「いえ、本来出身

 者の私が用意していくものです。幸いアリアナ様たちに持ち合わせが有ったので

 私が買い取らせて頂きました。どうかお納め下さい。」というので、収納する。

 「では、次にワイパーンの素材買い取り交渉になりますが、これは解体場で現物

 を出して頂き、査定させていただきますので、解体場に移動願います。何でした

 ら、まだお持ちのオークも引き取らせて頂きますがいかがされますか?」と聞い

 てくれたので、「ああ、肉はたっぷりオーガの分が有るからそうして貰えたら、

 有難いな。それから、首の半分落ちた地竜も有るんだけど、どうします?」と言

 ったら、今度はキーマさんが慌てて「それも、オーガの群れ討伐の時に仕留めら

 れたのですか?」と聞くので、「いや、オーガの上位種が、目の前で仕留めたも

 のを横取りしたんだ。」と正直に答えた。「それは何と運の良い事で、是非買い

 取らせていただきたいと思います。」と、えらいキーマさんが乗り気になってい

 る。何か地竜に思い入れでも有るのかなと思ったが、何も言わず解体場に歩いて

 いった。

 「よう、嬢ちゃんたち、また大物しとめたんかい?」と、オーガの査定をしてく

 れた担当さんが聞いてきた。「今日は、ちょっと多いんだけど、まずワイパーン

 3匹の査定してくれる?」と言って解体場にワイパーンを3匹並べる。忘れずに

 切り落とした頭も3つ側に置いた。目を見開いた主任さんは、「これは見事に首

 を落としているな。切り口も見た事が無いくらい綺麗だ。ギルドマスター、これ

 は、ケチの着けようが無いもんだから高値になるぜ。」と断ってから、「目玉は

 両方無キズだから3匹分で6個、1個金貨30枚で180枚、牙も全て無キズで

 1匹分金貨50枚だから3匹で150枚、次に翼も3匹とも無キズだから、1匹

 分金貨200枚で3匹で金貨600枚、皮も首から下は無キズで頭の皮もつくか

 ら1匹分で金貨500枚、3匹分で金貨1500枚、爪も全部揃っているから、

 1匹分金貨50枚、3匹分で金貨150枚だ。血は首を落とした時にほとんど出

 てしまっているから半分取れると見て、1匹分金貨50枚で、3匹分で150枚

 内蔵は、錬金術の素材になるから、1匹分金貨100枚で、3匹で金貨300枚

 肉は2t取れるな。キロ当たり銀貨10枚で、1匹分で金貨200枚3匹合計で

 金貨600枚ってとこかな。合計金貨3,630枚だな。」と言うので、クロシ

 アとシロエが慌てて「お肉は500キロ持ち帰りにして」と二人が言うと、担当

 者が、「じゃあ、差し引き50枚で、金貨3,580枚になります。」と訂正し

 てくれた。その金額にキーマさんがちょっと困った顔をしたので、「今日はこれ

 だけにしときますか? 異空間収納に入れてますから鮮度はいつまで経っても落

 ちませんから、次の機会に買い取って貰えれば結構ですよ。」と私が言うと、キ

 ーマさんがほっとした顔をして、「それでお願いします。必ず地竜も買い取らせ

 て下さいね。」と念押しされた。査定表を貰うと、金貨3,880枚になってい

 たので担当者に聞くと、「ああ、すまねえ、魔石3個で金貨300枚抜けてたん

 だ。」と教えてくれた。「じゃあ、肉500キロは、明日取りに来てくれ」と言

 われ了解する。すぐに皆でギルドマスターの部屋に戻ると、既に金貨3,880

 枚を準備して、キャスルさんが待っていた。査定表を渡し、金貨を受け取り異空

 間収納に納める。昼のバーベキューで、二人がオーガ肉に驚いていたのを思い出

 し、今日のお礼に10キロブロックの肉を、2個取り出しキーマさんとキャスル

 さんに差し出した。二人とも喜んで受け取ってくれたので、今日はもう、宿泊施

 設に帰り、ゆっくりすることにした。


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