詩:陽だまりの夢
失われし翼と故郷は
手の届かない蜃気楼の様に…。
空を流れる雲のように
光と風は世界を巡る
降り積もる雪 白銀の大地
消えた楽園 切に願い 過ごした幾夜
忘れ去られた懐中時計は
色あせた世界と共に 刻を止める
安らぎ誘う月明かりすら
その身を闇へと堕としめて…
今はただ──…
安息の地を追い求め
白銀の大地が色付いて
輝き戻るその日を独り想う
在りし日の あの日を夢見て…。
かの地より…
──…堕ちゆく未来に光を願い…
天使は在りし日の夢をみる──…
* * * * * *
──執筆当時の解説(一部修正)──
詩のモチーフは「空を想う堕天使」
これを書くと某知り合いにはバレバレなネタ。
ちょっと最近あった出来事とこの言葉の響き今の自分と重なる節がありまして、ボーッと考えていたら
「羽根を失い空を想う
堕ちゆく先の光に焦がれ
天使は在りし日の夢を見る──…」(短っ!)
…というフレーズが浮かんだのがきっかけで作成されました。
無意識ではあるものの、「羽根を失い空を想う」は別詩にてすでに使用中.....。
ということで、手直し。
それでもやっぱり短いかなと、それなら2番を作ろうと、「色のない。時の止まった世界」をモチーフにして出来たのが『消えた楽園』うんぬん~。の文章。
その後も色々いじりまして、でもやっぱり違和感があって、それなら、と。最終的にごちゃ混ぜにして今のような形になりました。
手直し回数と完成度。比例しないのが泣けますね.....。
創作活動自体をかなり久しぶりにしたので、伝えたい事が伝わってるのかいないのか…。
……心配です。
ちなみに伝えたかったこと?えと。。。
「今は自分、ちょとおちこんでいますけど、でも。。。……ずっと、、、待ってますからね。」
以上!!(何か改めて書くと。。。(////)
わかる人にだけわかる話でごめんなさい。。
──さいごに。──
こんな意図だよというのが残るため伝えたかった事は当時の原文ままだけど、…ホントは消すか文字白くしたい…。
陽だまりの夢:web初出は多分…2003年12月31日