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そのナナんとな!?

 

珍しく、連投です・・・

本編が息苦しい展開になってきたので、こちらで和んで? くださいマセマセ・・・


とは言うものの、相変わらずのキャラ崩壊です・・・


勇気のある方のみ、でわでわ、ど~ぞ・・・

 

 

 

 

 

「真」

「はい、戰様」


「今日は何の日か知っているかい? (・∀・)」

「はい、【 いい兄さんの日 】らしいですね? いや本当に語呂合わせが好きな民族というのは敵いませんね、なんでも記念日にしたがるというのはどうかと思いますが(・ω・`)」


 書簡から視線も上げずに真が答えると珍しい事に戰が、ふっふっふ( ̄ー ̄)、と不敵な笑みをしてきた。


「何なのですか、気味が悪いですね?」

「ふっふっふ、真。いい兄さんの日、という事は、だ。つまり、真と私と、どちらがより素晴らしい兄であるかを決定する日と思ってよいのではないか? (`・ω・´)」

「何なのです、その強引すぎるほどのムチャぶり発揮なネタのフリ方は。さては昨日のアレを早く読者に忘れさせたいという、アレですね?(・ω・`)」


 途端に、ぐぎゃぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁっ! という戰の叫び声が響き渡る。

 リアクション芸人さながらに床をゴロゴゴロゴロ~!_三(┐「ε:)_三┌(.ω.)┐三_(:3 」∠)_三┌(('ω')┐三_! と転がっている戰を見て、これは思っていたよりも、ショックは相当に深そうですね?(;^ω^) と真も少々(少々(・・)なのかよ)、憐憫の情がわいてきた。


「それで戰様、何がしたいと?(・ω・`)」

「う、うん、それで、だ。どちらがどれだけ、妹の愛情を得ているものか、勝負しないか?( ̄ー ̄)ニヤリ」

「勝負、ですか?(・ω・`)」


 勝負をふっかけてくる位であるから、自信満々な戰に対して、真もキラリ、と目を光らせる。


「聞き捨てなりませんねえ、戰様。妹の愛情を得ているというのであれば、負けておりませんよ、私は( *`ω´)」

「おや、そうかい? とてもそうは思えないが(`・ω・´)」


 珍しく、額を突き合わせて……といっても戰と真の間には十寸(約30センチ)近い身長差がある為、真は相当に背伸びをし、戰はかなり前かがみになって睨み合う! (ノ`⌒´)ノ ⌒ ヽ(*`ェ´ヽ)


「ふっふっふ、真は知らないだろう? 妹から受ける鉄拳がどれほど痛くても、かわいくてついつい許してしまうという境地をッ! (( ̄ ^  ̄ o))」

「それくらい知っていますよ(・ω・`)」

 自信たっぷりの戰に、しれ、と真は答える。

「な、何? (((゜Д゜;)))」

「娃はどうやら父似のようで。(´・_・`) 句国との戦から帰ってきて直ぐに、ヨダレ手のペチペチ攻撃を受けてますからね。この間など、ヨダレまみれの手で髪の毛引っ張られましたよ、いやー、痛かったですねえ(*´ω`*) でも、許してしまうんですよ、可愛いですから(*´∀`*)」

 へっへ~ん(´ー+`)キラリッ、と胸をはる真に、うぬぬ((o(*`ω´*)o))、と戰は唇と突き出して悔しがる。


「じゃ、じゃあ、下僕になったことはあるか!? 妹のイイナリになって、パシリとして言う事をただ聞き続ける! どSな妹とどМな兄の組み合わせでしかなりたたないぞ!? どうだ───ヾ(#`Д´#)ノ───!?」

「ありますよ(・ω・`)」

「な、ナニぃ!?(||| º言º)」

「お馬さんパカパカ∈・^ミ┬┬~ から、飛行機ブーン((((⊂(´∀`o)⊃))))から、投石器発射よーい♪─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ ! ごっこまで、ありとあらゆる力技で遊んであげていますよ、これでも(・ω・`)」

「ぐ、ぐぬぬッ……! ――(゜Д゜; )」

 力技であれば、真に勝てると踏んでいた戰は、明らかに目算を誤っていた。

 まさか、まさか、あの(・・)が!

 体力勝負の遊びを娃ちゃんとしているとは!(#`○_ゝ○)  


「では、戰様(・ω・`)」

「な、ななな、なんだい、真(;・∀・)」

「お聞きしますが、戰様はヨダレちゅーの経験がおありですか?(・ω・`)」

「よ、よだれ……ちゅぅッ……!?((((;゜Д゜))))」

「はい、ヨダレちゅーです(`・ω・´)」

「な、何ぃ!? ヨ、ヨダレちゅー!? なんだ、真! その高難易度Dテクの愛情表現はー!? :::(;゛゜'ω゜'):::」


「はい、ヨダレまみれの手でほっぺペチペチしてもらったあとに、ヨダレでべたべたのほっぺにトドメにちゅーをして貰うのですヽ(●´ε`●)ノ いいものですよ~、ぷくぷくのほっぺたとの激突に近いのですが、それもまた(ノ゜Д゜) よし! といいましょうか*゜。+(n´v`n)+。゜* 」

「う、う、う……(; ̄‐ ̄)o))プルプル」


 まさかこんな高度な返し技を食らうとは思わなかった戰は、タジタジとなる。


 二人でにらみ合っていると、しゅんを抱いた椿姫が部屋にやってきた。

「あら、珍しいわね、二人共。言い争いだなんて(*´∀`*)」

「い、いや、椿、これはその(;・∀・)」

「椿姫様、これは言い争いではなくて、確実に争いなのです(`・ω・´)」

「え? どういう事?」

「いや、今日は【 いい兄さんの日 】だろう? だから真と、どちらが妹に【 良い兄 】と思われているか、比べていたというか、競っていたというか……(;´д`)ゞ」


 ゴニョゴニョ(;`・~・)と言い訳めいた言葉を吐く戰に、くす、と椿姫は笑った。


「お兄様、といえば思い出すわ(*´∀`*)」

「うん? 何をだい?(*´∀`)」

「私ね、うんと小さい頃、お兄様のお妃様になりたい、っていって、困らせたことがあるの(o´艸`)」

 その当時を思い出しているのだろう。

 椿姫は、(*´ω`*)フフフ…、と照れ笑いをしている。


「そ、それで、椿の兄上はなんと答えられたんだい?(;・∀・)」

「そういう素敵な言葉は、意味が分かる大人になるまで、大切にとっておくものだよ、って、教えて下さったの(*´ω`*)」



 眠気でぐずりだしたしゅんを、寝かしつけに寝室に連れて行った椿姫の背中を見送りながら、戰と真はどちらからともなく、呟いた。


「真……(・ワ・)」

「戰様……(・ω・)」

「完敗……だな……(・ワ・)」

「惨敗……ですね……(・ω・)」




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