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『老猫の朗読とつえ』

作者: 成城速記部
掲載日:2025/12/18

 あるところに、一匹の老猫があった。この猫は、人間の言葉で、上手に速記の朗読をしていた。あるとき、いつものように、近所の人たちが集まって、老猫の朗読を聞いていた。

 そこへ、旅人が通りかかった。その旅人というのは、遠くから歩いてきて、疲れたので、墓場に誰かがうち捨てていったつえを拾って、そのつえをついて歩いてきていたのだが、大勢の人が集まっているので、何をしているのか尋ねると、猫の朗読を聞いているのだという。しかし、旅人には、猫の鳴き声にしか聞こえないので、人々にそう言うと、どうしてあの朗読が猫の鳴き声に聞こえるのかと不思議な顔をされたので、猫に近寄るためにつえを手放したところ、猫の声が、突然朗読に聞こえ始めた。試しに、近くの人につえを持たせてみると、朗読が猫の声になったという。



教訓:猫がしゃべる話はよくあるが、つえを持つと話が聞こえたり聞こえなかったりという話は余り聞かない。プレスマンだったらあるいは。

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