表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアルで魔法を使える私(魔女)はゲーム内でも魔法が使えるようです。  作者: みかんの実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/26

第22話 アホ共の現実逃避

椎名からのモーニングコール(ピンポン連打)で目を覚ます。


「おはよぉ...まだ暗い.....」


現在時刻を見て驚いた。四時。


モーニングかこれ?早すぎない?


「見てこれ!昨日バズってて!」


ずいと、私の目の前に椎名のスマホが出される。


「『シークレットクエストだぜ!!』......?え、これ椎名のアカウント?え、え?多くない?」


椎名のアーカイブの視聴回数なんと700万。


動画ではなく、配信なのに。


......???


「そう、それでワールドクエスト発生の場所を何万人も調べてくれたみたいなんだけど、椎名たちが行かないといけないっぽくて。」


正確には『ドラゴンキラー』を持っていないといけないらしい。


と椎名が続ける。


「と、いうわけで始めましょう。」


先行ってるからね~とだけ呟いて椎名は帰った。


え、えぇ......??


ログインすると、運営からメッセージが来ていた。


朗報とは言えない部類の。


物理無効化と飛行はあまりにも強すぎると感じたらしく、修正されるらしい。


ちなみにあのあとださい例の武器はあのイベント限りのモノらしく、壊れてしまった。


流石になくしてはい終わりとはいかないのか、


『霊体化』『空中闊歩』『半不死』


というスキルを代わりに貰いました。


左から順に、三秒間すべての攻撃を無効化するスキル、空中である程度動けるようになるスキル、一回だけHPを1残して生き残れるスキルです。


シーナも同じメールが来たらしい。


スキルじゃないけど、自転車ももらった。


私小学生か何かだと勘違いしてない?


しかも速度上げまくったせいで自転車の方が遅かったし。


いらんわ。


とまあ、閑話休題。(それはさておき)


その場所にやってきたわけですが、じめった洞窟です。


なんだろ、馬鹿でかいカエルでも出るのかな。水場ないけど。


合流したシーナとともに洞窟に足を踏み入れようとした瞬間、けたたましいアラームが鳴り響いた。


―――『種族:幽霊』を確認、イレギュラー発生。


―――討伐対象を『不死の王(イモータル・キング)』に変更します....


濃い、腐臭が漂った。


「....アア.....オマェㇻ....」


王冠をかぶった、骸骨。


「シネ」


その声を合図に、戦闘が始まった。


「水槍」


牽制をし様子を見るが、攻撃が通らない。


ドラゴン戦の時のように、硬い皮膚によって阻まれているのではなく、文字通り、すり抜けてしまう。


修正前の、私達の身体みたいに。


魔法なら通るんじゃないの?と思ってる人も多いだろう。


「水槍」は、「水操作」という水を出現して動かす魔法の応用系だから、分類的には魔法攻撃ではなく物理に換算されてしまう。


「しーなの攻撃、通らなくはないけど....」


しーなの使っている弓を、初期に配布された魔法矢にするとダメージが通った。


とはいえ、初期の武器....攻撃は微々たる量で。


「クソゲーじゃねぇかよーーーーー!!!」


ふぇぇんふぅぅん....


「霊体化」


私の身体が、一瞬霧のように溶けてなくなる。


攻撃は避けますけどぉ.....


突如、シーナの怒鳴り声に近い悲鳴が聞こえる。


「もういいよ!しーなはもう疲れた!」


シーナがそう吐き捨てるとインベントリから四桁に迫ろうかというあり得ない数の弓矢を出す。


「へ?」


間抜けな声がわたしの口から洩れた。


とんでもない速度で何本も連射されていくそれ。


1...2...3...何本だあれ?


しーなが一回弓を引くごとにえげつない数の矢が不死の王に刺さる。


もちろん限界はあるわけで....


「....ちっ」


不死の王のHPは半分ほど残っていた。


というかシーナ怖っ!?


ちって何、ちって。


「ルナも足掻いてよ!」


「はいっ!」


ピシィと、背を生き良い良く伸ばして返事をする。


もう、私が使える魔法を片っ端から試してやる!


......別に、ビビったとかじゃないけどね?


魔力消費の少ない、剣に魔法をまとわせる方法を使おうかなぁ...


えへ、えへへ....


.......


そうだよ!私は小心者(チキン)なんだ!


チキって何が悪い!


とりあえず燃費が悪いから炎系は無理!


風も結構きつい!


得意なのは水!


攻撃魔法の中で一番弱いと言われているのも水!うるさい!


うーん..火魔法に「聖火」っていう浄化の魔法あるけど......


あれ現実でもきついくらいの魔力消費量だし.....


「うーん...」


...


.....


........


...........


分からん。


どうせ負け試合だし、好きなように好きなだけ魔法使ってみてもいいか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ