参加作品のジャンルからの考察
では、次は本企画で参加した作品のジャンルを見ていきたいと思います。
調べた時間:2024年5月17日0時48分
[ジャンル:作品数(全体の作品に対する割合)]
※第3位小数点を四捨五入
全体:2458作品
異世界恋愛:174(7.08%)
現実世界恋愛:500(20.34%)
*恋愛:674(27.42%)
ハイファンタジー:456(18.55%)
ローファンタジー:250(10.17%)
*ファンタジー:706(28.72%)
純文学:146(5.94%)
ヒューマンドラマ:249(10.13%)
歴史:31(1.26%)
推理:41(1.67%)
ホラー:79(3.21%)
アクション:16(0.65%)
*文芸:562(22.86%)
VRゲーム:12(0.49%)
宇宙:24(0.98%)
空想科学:91(3.70%)
パニック:21(0.85%)
*SF:148(6.02%)
童話:41(1.67%)
詩:23(0.94%)
エッセイ:55(2.24%)
リプレイ:1(0.04%)
その他:138(5.61%)
*その他:258(10.5%)
まさか全ジャンルで参加作品があるだなんて、感動しました。
まあまずリプレイは漏れなく参加作品がないので、本当におーってなりますよね。
そこは置いておきまして、もう見てくださいよ。
現実世界恋愛とハイファンタジーがもう飛び抜けて参加数が多いです。
現実世界恋愛は相変わらず2割ほど占めておりますね。
そして、全ジャンルオッケーの去年のなろうラジオと比べると、やはり文字数制限が無くなったことでハイファンタジーが20%ほど増加しており、去年の仮説である文字数制限が原因で少ないというのは当てはまることになりましたね。
その分、なろうラジオでは投稿しやすかった文芸の割合が10%ほど減少しておりました。
そんな大きく出ている現実世界恋愛とハイファンタジーの裏腹に、去年まで春推理だった推理がたったの41作品の1.67%と、悲惨な数値になっております。
推理だけに限定しないと、5〜6分の1まで下がるとは……やはりこれは他のジャンルで企画に参加したから、推理はもう良いやって人や、そもそも推理だと企画なんて参加しないけど、他のジャンルなら企画してみようと思う人が増えて、推理でチャレンジしようとする人が格段に減っております。
実を言うと私もその1人。
去年は時期が折り合わなくて、参加することが出来ませんでしたが、元々は春推理に参加する意思はありまして、ネタも出来てはいたのです。
そのため、かなり遅くなりましたが、ジャンル推理として春推理のお題に沿った作品を投稿しました。
これは公式企画が無ければチャレンジしようとも思わなかったでしょうし、その作品も出来ていなかった可能性は多いにあります。
(まあ、その投稿作品が本物の推理であるかは別に置いておきまして……)
しかし、今回は推理で参加しようとすら思いませんでした。
別に公式企画に参加出来るのであれば、私が好んでいるシリーズ作品、それは現実世界恋愛なのですが、それで参加すれば良いかと。
実際に、私は現実世界恋愛の作品の枠を1つ増やす形で、結果に反映されております。
きっと私みたいな人は多くいたはずです。
そう考えると、やはり公式企画の力って偉大なのだなと思います。
ここで少し話を変えますが、私は今年の2月中旬〜3月の中旬ほどに、個人企画で「一足先の春の詩歌企画」と開催しておりました。
期間は39日間と、個人企画にして長めです。
その企画の概要しては、詩歌を含む作品ならどんなジャンルでもオッケーというものでした。
そして、最終的に集まった作品数は76作品、そして集まった人数は26人と、大成功を収めました。
しかし、よく考えてください。
私が指定したものは小説とも言えない詩歌であり、そしてこのサイトではジャンル詩はマイナージャンルとされております。
じゃあ何でこんなに参加数が集ってくれたのかと言えば、1番は間違いなく仲の良いユーザー様が多く参加してくださったことなのですが、それ以外の大きな理由としては、全ジャンルオッケーだったからだと思います。
詩はマイナーというだけでなく、投稿最低文字数200文字を超えられないことも多々あり、人によって得意不得意が大きく別れるジャンルです。
正直、ジャンル詩だけに制限していたらここまでの作品数と人数は集まったとは思えません。
それに対して、期間は約2倍あるとは言え、公式企画は推理や歴史というジャンルでも、150作品以上は集められるのですから、やはり影響はあるなと感じました。
だからこそ、文字数制限もないオールジャンル参加数可能である本企画は、爆発的な数値に繋がったのでしょう。
そう考えると、この数値はある意味必然的なものだったのかもしれません。
ただ、これはあくまでも個人的意見なのですが、正直2年で、この方向展開はちょっと早いかなと思いました。
流石に2年で根付くも何もないというか、そもそも恋愛とファンタジー以外で、年月もかけていないのに多くの作品を集められないのは当然だと思うからです。
と言っても、私はマイナージャンルでも盛り上がって欲しいとの思いで公式企画を行っているのであれば、あと3年ほどは少し粘るのも手だったかなと思います。
どんな形でも、企画が盛り上がることが大切なのであれば、今回の目論見は達成していると思いますが、マイナージャンルを盛り上げるという点では失敗したと言わざるを得なかったというのが、私の考察です。
※本文でいうなろうラジオの結果は、私が過去に投稿した「今年もなろうラジオ作品について独自調査しました」を元に比較しております。
https://ncode.syosetu.com/n0271jy/