表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ひとりでなく

作者: 秋葉竹

(短歌七首)

  


ゆっくりと

川面を流れ海へゆく

ため息みたいな声の寂しさ



逃げるのが

遊びだからと割り切って

正しい恋もできないくせに



よろこびに

震えてみたのは十代の

あの日だけだと限らないだろ



軽口で

好きと云いたいわけじゃない

信じてくださいただヘタなだけ



紙屑を

ぎゅっと握ってゴミ箱に

投げた深夜のなれの果てかな



月よりも

綺麗な笑顔が透き通る

まぼろしみたいにさわれない頬



たましいが

ギィギィと鳴る深い夜

たったひとりを抱いて泣き出す







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ