二度目の討伐と救済1
パーティメンバーこともわかる回。
前の話を読まなくても大丈夫なようにしてます。
おとぎ話はママが子供達に聞かせるように残酷なところなど大部分を端折った話です。
今度は、絶対助ける。
アタシは神殿で目を覚ました。
体を起こして、急いでトウキの元に向かわないといけない。
「「「「マオさん!」」」」
高い子供の声で、前前世の名前が呼ばれた方を見た。
そこには子供の姿に戻った子供達がいた。
みんな大人の服を着たままだ。
引きずりながらこけそうになりながら走ってくる。
あっという間にアタシのいるベッドを取り囲む。
そして、カンダがいないのに、大人の姿になった。
「どうして、その姿とその名前は」
アタシは混乱した。
いつも見慣れていたその姿は、前前世の記憶で見た勇者パーティのメンバーの姿だった。
「混乱していると思うから改めて自己紹介します。
俺アグニはあの時いたパーティの戦闘担当で炎の使い手エンです。」
「僕ウダカは後方支援担当の水の使い手スイです。」
「私ハリタも同じく後方支援担当の風の使い手フウです。」
「自分クムダはアグニと同じ戦闘担当の雷の使い手デンです」
子供達がそれぞれ自己紹介していく。
「あなたたち、また会えてよかった」
再開の嬉しさで涙が瞳から溢れる。
あの時の仲間とまた会えた。
前前世、このパーティメンバーたちは、勇者討伐の口実のために殺されたのだ。
トウキと一緒に買い物から帰って来たら、宿屋でパーティメンバー全員が惨く殺されていた。
その殺人事件がトウキが魔王化した証拠として、トウキは討伐対象にされてしまった。
「自分の前世を思い出したら、自分で大人化できるようになった」
「私たち、勇者の討伐に協力しろと言われて断ったら、殺されてました」
パーティメンバーたちは死んだ時の恐怖を思い出したのか、青ざめ泣いていた。
トウキは魔王として殺されそうになった。
茫然自失なトウキの手を引き、逃げ回った。
その動中、アタシにも勇者討伐の勧誘が来て、断ったら殺されそうになった。
けどその時、元魔王だったアタシと魔王なりかけトウキの力業でなんと退けた。
魔王化してない人間なら異世界のものでも簡単に殺せると思ったようだ。
アタシはトウキに完全に魔王になって欲しくなくて頑張った。
けど結果はアタシが死んだ。
それで、トウキは魔王になってしまった。
そして、人を世界を壊しすぎて天罰が降って不老不死になってしまった。
「ボスモンスター討伐怖いよ」
「ボスモンスター討伐をしないと、勇者様がボスモンスターに囚われたままです」
「けど、勇者様がいない状態でどうやって俺たちはボスモンスターを倒せばいい。」
「僕たちの能力と勇者様に大人化してもらった時とあまり変わらない」
パーティメンバーがボスモンスター討伐について考えあぐね始めた。
「大丈夫よ。雑用係のアタシがいつものようにサポートしてあげるわ」
アタシは雑用係で元魔王だ。
雑用係は、勇者パーティの活動を円滑に進めることが仕事だ。
元魔王の感覚的なのもので、モンスターの弱点を掴み操ることができる。
「そうだな、マオさんが手伝ってくれるなら、勇者を助け出して、ボスモンスターを倒すことができると俺は信じる」
「ぼくも」
「私も」
「自分も」
「トウキ、勇者助けて、ボスモンスター倒すわよ!えいえい」
「「「「「オーーー!」」」」」
前前世で勇者に教えてもらった戦う前の掛け声をあげる。
アタシ達ならボスモンスターを倒して、トウキを助け出せる。
今度は絶対に助けるからね。
トウキ。




