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追放危機ハリタ視点

ハリタ視点

嘘だよね。アルタオネエさんが魔物から僕を庇って、神殿送りになるなんて、あそこは僕たちに、嫌な思いをさせた場所。あの神殿は、最古の神殿と呼ばれている。世界が一度、魔王によって滅ぼされて、神々によって作り直された時に最初にできた神殿。

なんで嫌な思いをしたかって?

そこで、働いている神官の一部が少し、選民思想があって、僕たちを庇って、死にまくっているアルタオネエさんのことをバカにしてきて、あろうことか代わりの存在を用意するとかほざいてきたから。

ふざけんなアルタオネエさんが僕たちの代わりに死ぬことによって、僕たちは成長できたんだ。

神殿での復活は、全てを無傷で眠った時の体の状態まで、元通りにする。

しかし、デスリセットで経験値、修行の成果を失う。

アルタオネエさんが入るまでは本当によく死んでいた。ヒーラーのアルタオネエさんは、その状態を変えてくれた。

「アルター!」

カンダ先生が倒れたアルタオネエさんを支える。

「置いていくな!俺を置いて」

カンダ先生は、アルタオネエさんを抱きしめる。

アルタオネエさんの体は、薄くなり、カンダ先生の腕の中から消えた。

この流れは、旅の間何度か見た。

僕たちは慣れてきたが、毎回のカンダ先生が号泣している。

「先生、僕の不注意で」

「ハリタ、次からは気をつけるんだ。とにかく急いで、アルタのところに向かう。」

そう言って、パーティメンバーを集めて、神殿に向かって走り出す。

元からアルタオネエさんを排除しようと動いている人がいる場所だ。アルタオネエさんが、一人でいってしまったら、何か起こるかもしれない。何もないのに越したことはない。魔法を使って追い風を作り、パーティメンバーが早く、神殿につけるようにサポートした。

神殿に着くのに、一時間くらいかかった。

その間に大人化の魔法は解ける。

その拍子に、僕たち子供は疲れて眠ってしまった。

カンダ先生が途中立ち止まり、僕たちを亜空間テントに入れてくれた。

クラーケンに首をおられることのみがわりになった軽いキズの少ない死に方だった。だから、僕たちがしんでんに着く頃には治っているはず。あったら守ってくれてありがとうって言わないと。

大人と子供の思考が混ざり合うなか眠った。


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