最強
コメントとかよろしくお願いします。
カグヤの開始の合図と共にシンが幸太に向けて弾を撃ったがそれを幸太は難なく避けた。
「いきなり来るのか」
「これは挨拶代わりです。本番はこれからですよ」
そう言うとシンは足を肩幅に広げ両手でピストルを両手で押さえた。
「アシスト、オン!」
シンが叫んだ途端、シンの右目が赤く光った
「妙な事をするな」
幸太は少し驚いたがひるむ様子も無かった。
「これは私の父が経営している会社で独自で作り上げた《アイシス》というコンタクト型のバレットアシスト機能です。よかったら使いますか?」
「遠慮しておく」
苦笑いしシンの誘いをことわった。
「私は遠慮なく行きますけどね!」
そう言うが早いかシンは幸太に向けて3発撃った。
「遅いな」
そう呟いた途端、幸太は腰に着けていた2丁の銃でシンが撃った弾を打ち抜いた。
「そ、そんな、ありえません」
シンがは驚きながら左足を後ろに下げた。
「どうした、今のだけで怯えているのか?」
幸太はシンを見下す様にして言った。
「い、いまのだけ?あなたは一体何者なんだ!」
頭をかき、髪の毛をクシャクシャにしながらシンが叫んだ。
「今までお前らがイジメてきた荒海幸太ですけどー」
「バカにしあがって!」
シンはカグヤが持っていたスーツケースからミニガンを取り出した。
「これで終わりにしてあげますよ」
額に冷や汗を掻きながらそう呟くとミニガンを撃ち始めた。
数えきれないほどの弾が幸太に向かう。
「甘いな」
幸太は凄まじいスピードでシンに向かっていく。
「く、来るなー!」
シンが幸太の方に何度もミニガンを向けるが、向けた時には幸太はすでに違う場所に居た。
「うわぁぁぁぁぁ!」
全てを避ける幸太をシンはいつの間にか怖くなっていた。
「お前は弱い」
「な!?」
幸太はいつの間にかシンの懐に入っていた。
「これで終わりだ」
幸太がシンの腹に銃を突きつけた。
「やめ―」
幸太はシンの言葉を聞くことなく引き金を引いた。
「ぐはっ……」「勝者荒海幸太!」
シンが倒れるのと同時にカグヤが幸太の勝利を宣言した。
「やったー!お兄ちゃんかっこいいー!」
だが幸太の勝利を喜んだのはミヤだけで他の生徒は、
「何イキってんだ!」
「てめーは負ければいいんだよ!」
幸太に歓声の声1つ上げずただひたすらに飛び交うのは幸太へのブーイングだった。
「ミヤ教室に戻ろう」
「で、でも」
ミヤは今の状況の中とても帰りにくそうだった。
「待ちあがれ!」
男子生徒の1人がミヤに向かって空き缶を投げつけたが、幸太がミヤに向かう空き缶を打ち抜いた。
「ミヤに傷でもつけてみろ。お前を絶対殺す」
鋭い目で男子生徒を睨むとそのまま教室に戻っていった。
ありがとうございました。