メガネ男
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「お兄ちゃんストーップ!」
男を投げ飛ばした幸太の前にミヤが立った。
「わかったよ。次ぎ来たら殺す」
男にそう言い残すと幸太とミヤはその場を立ち去った。
「ミヤ、入るぞ」
「うん」
ミヤが頷くと幸太とミヤの新しい教室となる部屋に入った。
「だよなだって―」
幸太が部屋に入るとクラスの全員が幸太とミヤを見た。
「―やっぱ来たよ」
「―くんなや」
幸太は今怒っている。だがそれはたんに悪口に怒っているのではなく、コソコソとしているような弱い奴に対する怒りだった。
勉強、スポーツ、喧嘩、その他全てで幸太に勝てない者がコソコソと自分を否定する事に対しての怒り。
それは銃の腕前であっても。
「お兄ちゃん気にする事ないですよ」
ミヤが幸太をはげました。
「大丈夫だ。俺はこんな方法でしか強がれないどんぐり脳みその低レベルモンスターに俺が負けるわけないから」
幸太はニコニコしながらすごい事を全員に聞こえるように言った。
「ふざけんな!」
「だまれザコ!」
「お前の方がどんぐり脳みそだ!」
幸太が呟いた1言にクラスの全員がキレた。
「ははは、低レベルモンスターがなんかいってるぞ!」
「お兄ちゃんったら……」
ミヤが頭を抱えた。
「き、君、さっきから少し調子に乗りすぎでは?」
メガネ男子がイライラした様子で幸太に言った。
「むちゃくちゃ調子にのってるよ」
またニコニコしながらメガネ男子に言った。
「甘く見やがって!君、たしか幸太と言う名前でしたよね。私はシン=ノイマンあなたに決闘を申し込みます」
「ノイマンってあの大金持ちの!」
1人の生徒が呟くとクラスがざわつき始めた。
「種目は」
「もちろん《銃》で勝負です」
この学校はシスターズと登校できる事以外にも初めて銃での決闘を許された学校だ。
デスバレットとの戦闘に備えるためこのような決闘が許された。
戦闘は学校に備え付けられている《ATフィールド》内で行われる。
使用するのは実弾だがATフィールドにより深い傷は作れない。
「いいだろう。10分後ATフィールドに集合でいいな?」
「それで構いません」
こうして幸太は決闘を承諾した。
「お兄ちゃんいいんですか?」
「ああ、俺が負けるわけない」
10分後幸太はATフィールドに向かった。
「観客が沢山居るな」
観客には幸太のクラス以外にも他の生徒が多数来ていた。
「私が呼んだのですよ」
「自分の惨めな姿を見に来てもらいにか?」
幸太がシンを挑発した。
「あなたのですよ」
「面白い。もうすぐ時間だルール説明を」
幸太がそう言うとシンがメガネ少し上にあげてルールを説明した。
「ルールは1対1、先に相手をダウンさせた方が勝ちです。使用する銃は好きな物をどうぞ。審判は私のシスターズのカグヤにやらせます」
「それでいい」
「では、位置についてください」
カグヤの指示で2人は所定の位置に着いた。
「それは、レディーゴー!」
ありがとうございました。