14歳のある日
ざっくりな書き方ですが、書き方はこれから工夫していこうと思います。
何かおすすめや、ここはいいぞってところがあったら教えてください。参考にします。なにより作者が喜びます。
そしてそういう、月2回の運動と12時間の惰眠という不健康な生活を続けて早、6年。俺はほとんどフリーターになる夢を見ていた。
だが俺は全国強制で14歳に受けさせられる、国立学園の入試テストで失態を犯す。
次男の俺は、ギリギリテストに受かってしまったのだ。
次男だからフリーターでも食わせてもらえると思ってなのに!!
うそ、いや夢だから。
きっと兄さんなら追い出す。
「だが…」
ちょっと失態というのは言いすぎたかもしれない。
別に本を読んでも途中で寝てるし、体鍛えるのもダルイからまぐれとしかいいようなない。
ただ、俺はテスト中(仕方なく)起きていただけだ。
ここで軽く学園について説明をしておこう。
ホントは面倒なのだが、このコマは合格発表のセレモニーの間、なんとか起きて暇で暇で仕方ないのでいっそ話したいくらいだ。
俺が言っていた国立学園は、通称、国立共通学校こと、正式名称、フィエロダ国立学園。
先日の入試テストを受けた14歳の子供達は次期生徒候補者で、このセレモニーに参加している次期生徒は皆、二流以上の魔力量とされる人、もしくは筆記テストの好成績者、実技テストの剣術の優秀者が選別されて集められている。
そしてこのセレモニーが終われば、各生徒が来年過ごす校舎パンフレットが配布される。まあ、ぶっちゃけ内部ではもう決まっているのだが。
この学校は、校舎がわかれて成り立っているのだ。
第一号車に座るガタイのいいやつばかりのところはきっと、剣術の優秀者の団体。はじめから剣術科の校舎に配属されるやつらだ。実技テストは強制。手を抜いたら教官にバレるのでみんな必死でやる。その中で目に留まった、いわゆる実力者達。
第二号車は筆記テストの好成績者。だって人数が縦一列という、見てわかるほどの人数の少なさ。少数精鋭で、強制的に生徒会か風紀委員を担わされるかわいそうなやつらだ。
そして第三号車。セレモニーのセンターを陣取る彼らは二流以上の魔力量とされる人。先生からの扱いも違うと兄さんが愚痴ってたっけ。こちらは面倒だがあとで説明するつもりだが、ぶっちゃけ家柄。この場の中で最も筆記テストを関係なしに入学してきたやつらだ。
そして俺を含め、中央に集まる大多数者はまだ振り分けられていない。いわゆる期待をあまりされていない候補生。これから採用を見極められる…とステージで話している校長はいうが、実質大多数は戦場で例えるなら二流の補欠の集まり。ただしここから上にのし上がるやつはこれまでにも何千人と前例があるので、なにも差別、迫害はないらしい。
「くわぁ…」
「ルーカス、こわえろっ」
「はい、父さん」
さて、さっき保留に似ていた家柄の話をしよう。
独立したばかりの我が国は、まだ国が安定しておらず、世界各地で戦争勃発しているこの時代、ほとんどの家柄はその戦争においての功績で与えられている。
そういえば言い忘れていたが、俺の家柄は伯爵家。まあまあな家柄ではあるが、貴族でも二流の子爵家の俺が違うのは、三男の叔父さんの職業でもうわかるように、子爵家が剣士家族ってことだ。
曾祖父さんの代から剣で身を立てている。魔法といえば憧れの的だが、叔父によると、広範囲の戦場で中途半端な魔法は飛び抜けてすごいというわけではないらしい。
それで二度言おうと思う。俺は貴族だ。
だがここでは平民も俺みたいな二流貴族も大差ない。
子供のうちは成り上がりも迫害の対象ではないし、いつ親が武勲をあげるかわからない平民の子供も平民同士で横つながりがあるので、やはり貴族相手にいじめられることはない。
…多分。
それが大人になったら、指揮を取る側、前線で命をかける側。しかしそれも陣形が崩れれば一緒に戦う仲間であって、気にならなくなると叔父が言っていた。
あと俺に限らず貴族は貴族でも、戦場でさっき言ったように国が安定していない、つまり出兵続きで内政がボロボロなので貴族の行事は誰もとやかく言わないし、言われない。
さすがに王族に何か言われたら応じなければいけないが、それは貴族に限ったことじゃない。
だから国民はみんな、一丸となっていていいと俺は思う。みんな互いに関心がある。これで惰眠について誰も言及しない生活が送れたら最高なのに。
あーセレモニー疲れる。眠いけど、寝たら起きれない自信がある。
【作者より意見求む】
子爵家って…温室持てるほどお金あるんでしょうか?




