小説家になろう?
あー、まあ愚痴です。
あと、商業出版の編集者と校正もしっかりしろ。
マジで。
ここ(小説家になろう)に何かをアップロードしている方々は、多数の人に自分の作品を読んで欲しいのだと思います。
あわよくば自作の出版を、という思惑もあるのでしょうが、そもそもの出発点はそこなのではないでしょうか。
つまり、自分の思い描く世界のお話を他者に伝えたい、他者に理解させたい、反応を貰いたい、のだと。
そういった場で、読み専として大勢の作者の様々な物語を楽しく読んでいますが、とにかく目に付くのが言葉の間違いです。
変換間違い、打ち間違いはすぐそれと分かります。
ミスの原因が仮名入力なのかローマ字入力なのかも。
それを見落とすのも分かります。
自分の書いた文章では頭の中にすでに当該文章が入ってますから、頭の中で補完してしまうので。(これは三、四日~一週間程経って読み返すことで発見率を上げられます)
ヒューマンエラーは間違いというより、ある程度は仕方のないミスでしょう。
ですが、明らかなうろ覚えや意義間違い、語義にそぐわない場面での使用、理解せずに使っているとしか思えない単語選択、耳で覚えて一度も目で(文字で)確認したことのないだろう言葉、こういった間違いも頻繁に目にします。
なぜだと思いますか?
それは、あなた(書き手)が真摯でないからだと私は断じます。
知ってるつもり、分かったつもり、理解している振り。
そんな言葉で書かれた物語にどんな価値があると言うのでしょう?
小説で食ってるプロか、趣味で書いてる素人かは関係ありません。
プロになろうと思っているのか、手慰みに過ぎないのかも関係ありません。
あなたが、あなたの思い描く世界を他者に伝えるための唯一の手段である文字、文字から構成される言葉、それをなんとなくでしか意味を理解しないまま使う。それで説明に足りると思う。分かるはずだと軽はずみに思い込む。
なんといい加減で適当でなめた真似であることか。
ぼんやりとしか意味を把握していない言葉で書かれた物語など、いいですか、クソの役にも立ちません。
読み手には、どぶにゲロを吐く方がすっきりするという実利があるだけまだマシです。
あなたがあなたの思い描く世界を書くために選ぶ言葉は、あなたがあなたの思い描く世界を描写するための唯一の道具です。
それをおざなりに選ぶ。
あなたが描きたい世界というのはその程度のものか。
あなたが伝えたいと思う物語はたかだかそんなものか。
そんな物語でも「誰かが読んでくれる」だろう?
読み手をバカにしているのか。
創り手すら真面目に誠実に向き合って書いていない物語を、他人に見せるための場で晒す。
価値あるものと同等であるかのように。
それがバカにしていないならなんなのか。
そんなものを恥ずかしげもなく差し出せる神経が理解できません。
少なくとも、語義を辞書なしに定義できる言葉でなくては使わない。
これが他人に読ませるための文章を書く最低限の大前提だと思います。
「なろう」にアップロードしているならウェブに簡単に接続できるはずです。
あなたが今手にしている目の前の便利な箱、それで調べるのに30秒とかからない。
その手間を惜しんで書かれたものなど読むに値しません。
作者が面倒くさがって、手間を惜しんで書いた物語など5chの釣りネタ程の価値もない。
いちいち調べるのは大変で煩雑だと思うかもしれません。
しかし、出版に漕ぎ着ける作者、ポイントや評価の高い、年間上位にいる作者は漏れなくしていることだと思います。
そして多分それを努力とも思っていないのです。
やって当然、できて当然のこととして、自分の世界、自分の小説を表現するために苦とも思わない。
それが苦痛で大変な労苦を伴い、非常な努力を強いるもので実行困難だと感じるなら、少なくとも自作小説を人に見せようなどとは思わない方がいい。
ここまで読んで、心外だという方もいるでしょう。
出版や高評価は望んでいない、自分の楽しみに書いてるだけだという書き手もいるでしょう。
たまたま読んでもらえたらそれでいい。
だからこんないちゃもんをつけられる筋合いはない、と。
個人の楽しみになんでそこまで言われなくてはならないのか、と。
なるほど。
では言いますが、脳内自慰ならおかずを公開せずに日記でやってろ。