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ジャックと豆の木
おとぎ話シリーズ その7
ジャックは豆の木を登りました。山を越え雲を超え、ついに小さな小さな星に辿り着きました。
ジャックが星に着くと、豆の木は折れてしまいました。もう帰ることはできません。
その星は家ほどの大きさで、三つの火山とバラの花があるだけでした。
バラの花はなぜか彼のことを「王子」と呼びます。
数ヶ月後、ジャックは愛しいバラの花のために本物の王子になることを決めました。彼は青いマントを羽織り、その小さな「星の王子様」となったのです。
その数年後、王子はサハラ砂漠で不時着したパイロットに出会うことになるのです。




