ゲーム的僕
掲載日:2026/06/06
今日があるときには
重なった昨日があって 重なる明日がある
僕は昨日の話をしようと思う
僕らってのはいつしか
ゲームのなかにいて
なんだか
エンディングに向かわなきゃならない雰囲気がある
でも僕はそうは思わない
そうすべきだと思わない
タイトル画面からスタートボタンを押すと
セーブデータがずらりとならんでて
もう下の方は確かめようにも出来ない
そんな羅列が僕なんだって思ったんだ
その羅列だけが僕なんだ
電源コードをぶつ切りにすれば
途端に画面が暗転して
いろんなものに出会うこともなくなる
魔物だとか
人だとか
セーブを重ねればエンディングに行ける
とかいう話ではないけど
僕をもうすこしだけ
見極めたほうがいい気がするんだ




