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『りようちゅうわからせ』ゲーム脳勇者は、芋虫に変身させられました。

⚠️主人公がわからせられる側。

芋虫への暴力行為あり!

やばい。無理なら引き返せ!


りようちゅうわからせ

「嗚呼、勇者ナナよ。魔王討伐したのに、芋虫にされてしまうなんて情けない!」

その女みたいな名前で呼ぶなと抗議したいけどできない。

元は白だった神官服を灰色の汚れだらけにした神官が俺の前で跪く。

神様どうして、俺は神様のために一生懸命魔王討伐を頑張ったのに。

「此度の魔王討伐を皆よく頑張ってくれた」

空から響くような神様の声がする」

「一部の不届きものを除き皆、真摯によくこの世界のために頑張ってくれた」

神様はみんな包み込みいたわるような優しい声で世界中に語りかける。

こんな展開ゲームのバッドエンドルートか。

セーブデータはどこで開ける?!

「不届きものは罰を受ける。勇者だろうがこの世界を絵空事と考えて動いた者たちは。その罰はこの世界を現実認めるまで、許されない。死を持って終わることは許さない。『一年で』わからなければ、一生を虫やその他もろもろとしておえろ。

この世界を絵空事と軽んじた貴様らを簡単に許すか」

雷のような怒りを含んだ声が響く。

四肢のない尖った石にでも当たれば裂け潰れてしまいそうな柔らかな白肌、床に落ちた勇者だった時の服のシワに足を取られそうなほど縮んだ身体。

体が、本当に芋虫になってる。

「嗚呼勇者ナナよ。いや、元勇者ナナよ。随分と情けない姿に」

神官は、立ち上がる。

コツコツと彼の足のブーツが魔王城の石畳で音を立てる。

討伐隊のみんなが神様の声で茫然自失とする中。

服の上で慣れない体でもがく俺のすぐそばに力強く足で、俺の服を踏みつける。

ゲームオーバーなんてしたくない。

どうやってセーブデータを開ける!

必死に動こうとするも、神官の泥だらけの硬いブーツの先が俺の目の前に迫る。

「これが元勇者か。随分と哀れ姿に」

神官の声が一気に近くなる。

そして、神官の豆だらけのゴツゴツとした大きな手に包まれる。

浅黒い肌で視界がいっぱいになる。

熱い、この手に挟み潰されるのか。

そう思ったら、左手の手のひらに乗せられた。

神官が俺の頭を右手の人差し指と親指で掴む。

そして、神官の方を向かせる。

「元勇者ナナ!あなたに現実をわからせます!」

神官は、冷徹な笑顔を浮かべた顔で俺の頭を撫でた。

そして、逃がさないというように俺の体に神官の目と同じ青いリボンが全身に巻きつき縛った。

苦しい、肌がまとわりつかれる。

神官の手が俺をギュッと包み込むように潰した。

ぶちゅりと肌から、臓器が漏れる感じがした俺は死ぬ。そう思った。

そう死んだはずだった。

「ヒール発動」

青いリボンが輝いて俺の体が再構築された。

再生疲れで、眠い。

『瞼』が重いく閉じていく。


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