お団子屋② 望side
部活が終わり
急いで帰路に着く
うわ〜汗かいたからシャワー浴びて、間に合うか?
今日無理して行くって言わなきゃよかったかな〜
友達から午後からまたバスケしようと誘われたが
予定があると断って駅まで走った
「プシューーー」
あっぶねーこの電車乗れなかったら詰んでたわ
ギリギリ間に合ってよかったー
駅に着くとどこに集合なのか決めてなくて
きょろきょろ探しながら歩く
「おーい!望くん!」
呼ばれてハッと振り返ったらりこちゃんがいた
今日は体調良さそうだな笑
相変わらず長い髪の毛サラサラしてて
ついでになんかキラキラして見えた
「今日キャップ被ったなぁ〜w
合わせて来た?w」
「いやいや、私が先に来てたから真似したのそっち〜w」
だいぶ打ち解けててウケるw
友達に教えてもらったとここの辺であってるかな?
と思いながら歩いてたらすぐに着いた
「ここだ!ここ!」
…………あれ?なんか微妙なリアクション?
俺なんかやらかした??
うわー、全然わからん、なんだこの感じ
「はーい、みたらし団子2つですね〜!
ありがとうございましたー!」
団子2つ受け取り、近くにバスケットコート目当てで来たことがある公園があったことを思い出す
「本当、これだけでよかったん?」
「はい!ありがとうございます」
なんか元気ない気がするなぁ〜
「ちょっと歩こうか」
提案するとキョトンとした顔でこっちを見てた
「わ〜!なんですかここー!」
「公園だよ〜ちょっと前にきたことあったから」
「なんか広々としてて景色もいいですねー!」
景色?いいかぁ?て思ったけど喜んでてよかった
少し高いとこにあって街中見渡せるくらいだけど笑
「ここに座って食べよ〜」
「はーい」
お手拭きで手拭いて〜ってルンルンしてる笑
「ん〜!おいし〜!」
目見開いて瞬きして喜んでる
「よかったねぇ〜笑」
美味しそうに食べるなぁと思いながら自分も一口
「食べたら、向こうの草スキーしません??」
「おー、いいよ〜」
「私、勝ちます!笑」
「負ける気がしねぇ笑」
手ぶらで来たけど草スキーとかあったんだ
よく気付いたなと思いながら
2人で草スキーをやることに
小学生や、子供が多い中、ガチで競争し始める俺らw
「流石に恥ずかしいなこの中でw」
「え、やめます?笑」
「いや、それでもやるww」
「まだですよ!まだ!一緒にスタートですからね!」
「わかってるって!笑
早く!りこちゃん!」
「よーい、スタート!」
体重の重みもあり、俺がリードして下まで着いた
何これめっちゃ楽しい!
「あー!望くんフライングした!」
「いや、してないしてない!ww」
子どもみたいにはしゃぐ俺らを
子どもが呆然として見ててそれ見てまた2人で笑った
ノリが似ててお互い涙出るくらい爆笑して
めっちゃくちゃ2人で滑って遊んだ
「はー、楽しかった、望くん草スキー経験者?
強すぎて笑う、ほんとなに?w」
「いや、りこちゃん軽すぎて俺にスピードで勝てないでしょw」
「もう18時ですねー帰りましょうかーお腹も減ったし」
「そだな〜笑」
帰りは駅まで歩いて駅からは別々
なんか少し名残惜しいような寂しさを感じた
「楽しかったね〜今日はありがとね〜」
「はい、こちらこそありがとうございました!
楽しかったし、おいしかったですお団子!
望くんも気をつけて帰ってくださいね」
「あー、送ろうか」
「いいですいいです!もう後乗って帰るだけだし」
「家に着く頃暗くない?大丈夫?」
「え、お母さんみたい笑
私もう高校生なんでめっちゃ大丈夫ですw」
「おけ、じゃあ電車来るまで一緒に待とうかなー俺お母さんだしw」
「お母さんありがとうww」
ホームのベンチに座って電車を待つ
「そういえば、あれから大丈夫?貧血」
「もう薬常備してます!ほんとすみませんあの時は」
「おんぶもしたしねぇ〜笑」
「ひー!もうほんと忘れてください笑」
ひー!はウケるww
「家に着いたのに誰かさんは寝てるし?笑」
「だって、お母さんにおんぶされて安心して笑」
「ぶはっww」
プルルルル――――
列車が到着します――――――
2人でまた爆笑してたら電車が来た
「じゃあ帰ります!帰ってから電話していいですか?」
「ん?いいよ〜」
まだなんかあんのかな?
「あ、やっぱり今言います!
……好きです!!、じゃあ、さよならー!」
プシュー――――――
列車が発車します――――――
………………ん???
好きって?ええーー!!
しかも言い逃げ〜!!ニコニコしちゃってまあ!
イケメンかよ〜なんかやられた感ハンパねえんだけど年下相手に、
それよりこの凄まじい動機を誰か止めてくれ
ベンチにもう一度座って大きく深呼吸
まじかよ〜なんでこんな急展開
俺わかんねぇよ〜
どうすりゃいいんだよ〜まじで……
階段を降りて反対側のホームに行き電車を待つ
空を仰いで大きく息を吸い大きく吐く
楽しかったけどな〜今日
かわいいと思うしりこちゃん
でも付き合うとなると、上手くやれんのかなー
自信がねぇな〜……
電車が来て家に着くまで気分は上がったり下がったり
落ち着くことなく時間ばかり過ぎていった――――




