最終話 未来へ 望side
「ありがとうございました」
三者面談が終わり――
学業は今のところ大丈夫そうだと、
これからみんなのレベルが上がってそれについて行けるかってとこだな……
自分のやりたいこともしっかりと決まってきて
そのために何が必要なのか1番いい道を考えなければならない
「お母さん、俺――……」
――――――――
[りこちゃん、明日一緒に帰ろ〜]
りこちゃんにLINEする
[はーい♪下駄箱で待ってます]
明日りこちゃんにも話そう、、
――次の日――――
りこちゃんと下駄箱で合流して一緒に帰る
「りこちゃん、あのさ、」
「はい、」
「前に将来のこと少し話したじゃん?覚えてる?」
「はい、前に介護か学校の先生か〜って話してましたもんね!」
「教師になりたいな〜って思ってるんだよね…
人と関わることとかも好きだし、
教え方が上手いってりこちゃんに褒められたこととかあるじゃん?
そういうのが向いてるのかなって自分なりに考えて」
「めちゃくちゃいいと思います!!」
「顧問とかも持てたら、バスケット教えたり〜なんて」
「最高じゃないですか!!!」
「俺さ、」
りこちゃんの目を見て話す
「りこちゃんとの将来のことも結構本気で考えてて、
こんなこと、こんな場所で、しかも高校3年の
まだお金も自分で稼いでない俺が
言えることじゃないけど、
りこちゃんももう俺の、なんていうか、
未来の選択肢の中にいるわけ!」
「……っはい、」
「だから、ちょっと会う時間とかも減っちゃうけど
長い目で見て信じて、俺のことずっと好きで居てほしいって思ってる………ごめん、なんかまとまらなくて」
「え……あっ……あの、めちゃくちゃ嬉しくて
気が動転してるっていうか、
私も上手く言えるかわかんないんですけど……
私もまだまだ先のことわからないですし、
迷いとかもあるし、後から変更しちゃうことに
なるかもなんですけど、、、
CA目指してみて、無理だったら通訳の仕事とかも
いいのかなぁって、もちろん、やってみたいのはCAなんですけど、望くんともし、その、すっごい未来?
CAを辞めることになっても、塾やったりとか、
2人でなんか乗り越えて行けるんじゃないかなって思ってます……」
ええ、そんなことまで考えてくれてたんだ……
全然アリだな〜なんか、
お互い勉強することがそんなに嫌いな訳じゃないのもあるし
本当にりこちゃんってすごいな……
「りこちゃんってすごいよね……
俺そこまで考えたことなかったって言うか
頭が回るというか」
「え……なんか、考えてすぎて妄想だらけで
引いてません?笑
私の心の中で考えてたこと言ってしまった!!
って気持ちです笑」
「え、本当最高だし、嬉しい。
普通に尊敬しちゃったよ、今」
へへ、っとりこちゃんが下を向いて言う
「それでね、家から通える県立大学に決めてたんだけど、
うちの兄ちゃんも今家から専門学校に通ってて
あ、兄ちゃんは消防士目指してるのね。
それでー、その、兄ちゃんと大学の近くで
2人暮らししようかって話になってて」
「えっ…」
「高校卒業したら、兄ちゃんと大学の近くのアパートで暮らす。」
「……遠くに住むってことですか?」
「今住んでるとこよりは少し遠くなるけど、全然会えない距離じゃないから!電車で1時間くらい」
「全然、会いに行きます!!」
「頼もしい〜笑
でも、俺が会いに来るから笑」
いつもより真剣な話をして
手を繋いで仲良く歩いて帰る2人だった――――
end




