受験生 望side
誕生日も終わり、月日の流れは早い
受験生の俺は夏の大会を最後に部活は終わる
スポーツ推薦をもらえるような実力はなく、
俺もバスケを仕事にできるなんて思ってはいない
近くの県立大学に通って、自分の夢を確立させていきたい……
ちなみにうちの兄ちゃんは専門大学に通っている
充分な大学資金は無いため、奨学金を借りないと少し厳しい、……
親が貯めてくれていたお金と、バイトをしながらだったらなんとか借りれずに行けるかもしれないが
先のことが未確定なのでなんとも……
「はぁ〜色々考えることばっかだなー」
「なー、もうダリーよな」
休み時間に友達の成哉と話をする
成哉は美容師目指して専門学校に行くらしい
こんな感じだけどちゃんとしてて偉いよな〜
「大学生なっても、遊ぼーな」
「いや、俺ら学校でしかあんまり会わないじゃん」
「え!学校だけの友達ってこと!?俺らって」
「……んーまーバスケもしないしなお前」
「バスケするやつしか友達いないのかよ!ダセー」
「うるせーよ、お前俺しか友達いねーじゃん」
「……っばか!俺だって彼女の1人や2人…」
「あーなんか、インドネシアって一夫多妻制OKらしいよ」
「はぁ?お前俺に彼女いねーこと知ってるじゃん」
「インドネシア行ったらモテるんじゃない?」
「てめぇ、浮かれてっと後ろからバリカンでハゲにすっぞ」
「こえーよ笑」
いっつも成哉とはこんな感じだけど
俺も将来こいつに髪切ってもらう時がくんのかな〜
なんかめんどくさくてうるせー美容師になりそ笑笑
「なんで望にだけあんな可愛い彼女いんの?世の中何が起こるかわからんよなー俺にも天使がいつ舞い降りてくるか……」
ブツブツうるさい成哉の話をシカトして
りこちゃんにLINEする
[今度最後の大会あるけど観にくる?]
[え!いいんですか!!行きたいです!!]
[りこちゃん観にきてくれたら俺頑張れそう]
[えーオタクみたいなうちわ作って行こうかな笑]
あー、りこちゃんおもれー笑
[また場所とか時間とかわかったら連絡するね]
[はーい♪]
最後かぁ、……
高校生のバスケ生活も楽しんだなぁ
意外とここら辺じゃ強い方だったし
最後といっても、こんなにバスケしてる俺じゃ
もうバスケを辞められないんだけどね
大学でもバスケして、多分社会人チームでもバスケしてそうだな
最後まで頑張ろうと思う望だった――――




