キス! りこside
「お茶ですよ〜」
お茶とお茶菓子を持ってきたら
勉強机の写真立てをみている望くん
「ありがとう〜、これお父さんお母さん??」
「そうです、パパとママ」
「りこちゃんどっちにも似てるね」
「よく言われます〜望くんはどっち似ですか?」
「俺はお父さんって言われるお兄ちゃんの方がお母さん似だって」
「へぇ〜見てみたいな〜、
あ、なんか見ます? リモコンは……っと!」
テレビの前の机にあるリモコンを取って
操作していると
望くんが私の後ろに座ってきた
「……っ、なにがいいかな〜、」
心臓がバクバク言ってるのを隠すように
喋り続ける
「りーこちゃん、おいでー」
ぎゅーっと後ろからバックハグされて
きゃーーーっと脳内バグ状態の私
「なんか大人しいじゃん」
「えっ恥ずかしい、から?」
「可愛いすぎ」
ほっぺにチュっとされてビックリしてバッと
望くんを見る私
「えっ今、」
「だいすき」
ぎゅーっと強く抱きしめられて
プシューーーと音がするくらい顔が火照るのがわかる
思わず顔を手で覆って
「ずるい……っ」
っと呟くと
真っ赤になった耳にチュっとされて
また頬にチュッチュッと2回キスされた
次は頬擦りされて完全に固まって動けなくなる
この人本当に望くん?
甘すぎてすごいんですけど。笑
「あ、もう16時半になるから帰らないとね」
「…………えっ?!」
「俺門限17時だから」
「絶対うそ」
「ははっ笑」
「名残惜しくなる前に帰らないと、ね?」
「今日は付き合った記念日だし、余韻を楽しもう、ね?」
「りこちゃんも夕飯の支度あったりするでしょ?、ね?」
唖然としてる間に背中を押されて玄関前にいた
「望くんもう帰っちゃうの?」
「うっ、その上目遣いは直視できない…笑」
「またきてくれる?」
「もちろん、彼氏だし」
「えへへ〜」
「じゃあまたね、りこちゃん」
「気をつけてね〜」
バイバーイと手を振る
とりあえず部屋にダッシュして
ベットにダイブする
「〜〜〜〜っっっ!!!」
言葉にできない嬉しさで
足をバタバタさせる
現実?!現実だよね????
――――ピロンっ
[今日はありがとう、これからよろしくね]
望くんからLINE!!
現実だー!!!!!
やっと、ここまで!!
ジワっと嬉しくて涙が滲む
もういつ死んでもこれ以上の幸せはない、と大袈裟に喜ぶりこだった――――――――




