もう一度あの場所で 望side
[着いたよー]
りこちゃんの家の前で
りこちゃんにLINEする
「望くんっ」
「やっほー、りこちゃん、行こっかぁ」
今日は髪型がなんかオシャレ
「三つ編みしたの?」
ツンツンと三つ編みのとこを少し指でなぞって言うと
「……はい」
首をすくめてめっちゃ照れてる
「ねぇ、そんな照れないでよ笑」
「照れますって……!」
「チョロいって!心配になるレベル!笑」
「でた!お母さん!笑」
「チョロすぎてお母さん心配っ!!笑」
「望くんもかっこよすぎて心配!」
「……それはない」
「あ、今照れてます?」
「だー!ないない!」
「かわいい〜!!」
「うるさい」
りこちゃんが1人できゃーきゃー言ってたら
公園に着いた
2人とも何も言わないでもベンチに座る
「あのさぁ、この前ここで話したこと覚えてる?」
「…はい」
「りこちゃんが好きって伝えてくれて俺がもうちょっと見定めてって言ってた話」
「…はい、覚えてます」
「あれから、見定めてくれた?」
「…はい、もっと好きになりました笑」
「ははっ連絡の頻度とかどうだった?」
「…………うーん、少し寂しい時もあったけど
…………いや、嘘です。
めっちゃ待ってる時間ありました笑」
「そうだよね〜ごめんね」
「でも、少し慣れてきた部分もあったり、、します」
「俺もさぁ、自分がこんなになると思ってなくて」
「…へ〜?」
「こんなに誰かを好きになったりなんて」
「………」
「りこちゃんが大好きです
こんな俺でよかったら付き合ってほしいです」
りこちゃんの目を見て手を握って気持ちを伝えた
「……えっ、うぁ、うそぉ〜……うぁ〜ん」
りこちゃんの顔が悲しい顔に変わって泣き出してしまった
「……え〜うそ〜泣かないでよ!!笑」
「望くんが泣かせるからぁ〜!!笑」
りこちゃんの頭をヨシヨシと撫でて
「ごめんねーいっぱい待たせちゃって笑」
「笑い事じゃない!ほんとに〜ぃ〜……ヒック…」
「あ〜かわいいかわいい笑」
頭を引き寄せて頬ずりする
愛おしいなぁ
「で、彼氏にしてくれる?笑」
「彼氏にして、しもべにしますから!笑」
「ぶはっ!」
今度は俺が笑いすぎて泣いてしまった
「もーぅ!ハグしてください!!」
プンスカ怒りながらハグを要求w
「はいはい」
優しく包み込むようにハグをした
「…私幸せすぎて明日死ぬかもです、……うぅ……」
「大丈夫大丈夫」
背中をポンポンとさすってあげた
「望くんのバスケ覗きに行った時、マネージャーさんと楽しそうに話してる望くん見て家で泣きました」
ハグして泣き止んで2人座り直した後
ポツリとりこちゃんが話し始めた
「え!なんでよ!笑」
「だってなんかニコニコしてて私とは違う次元にいるんだぁーって思ったら悲しくて」
「えーごめんー何それーかわいいー」
頭をヨシヨシが止まらない
「マネージャーの子は他に好きな人いるよ!普通に話してただけ!」
「……そうなんですね〜、少し安心した……」
「りこちゃんもさぁ、才色兼備って言われてるらしいじゃん?」
「えー、なんですかそれ笑 ウケますね笑」
「俺が廊下で話しかけた時あったじゃん?」
「あっ、名前呼んでくれた時ですか?」
「そーそー、その時近くにいたメンズどもがさぁ
りこちゃん見てニヤニヤしててイラッときて笑」
言ってて恥ずかしーわ、なんだこれ
「そうだったんですね笑」
「でも、私ほとんど男子から話しかけられたりとかないですし、望くんの勘違いですよっほんとっ」
「あ〜自覚ないパターンね、」
「だーかーらー!」
「お母さんは心労が絶えません笑」
「もうお母さん出てこないで笑」
「だって俺にもったいないくらいだもん、りこちゃん」
「もういいですって!やめてください!」
「かわいい〜」
「もうほんとに!!!」
背中をバシバシ叩かれる俺
「ごめんって!!笑」
「あ、1つお願いしたいことあってー、」
「なに〜」
「もっかいおんぶして欲しいです」
「い〜よ〜家まで帰る?」
「やったぁ」
座って屈むとりこちゃんが乗ってきた
「うぅ……立てない」
「うーそ!早く!!笑」
「おりゃー」
「きゃー」
「この大きな背中にまた抱きつきたかったんです」
「もういつでも抱きつけるね」
「……うぅ〜……」
「りこちゃん!!泣かない!!!笑」
すぐに家についてしまった
「まだ15時半だから、部屋に上がってください!」
「え〜、それは緊張しちゃうな〜」
「来てください!、ね?、ねっ?」
腕をぐいぐい引っ張られて玄関まで連れてかれる
「あんまり長居はしないから」
「おじさーん!彼氏連れてきたー!」
速攻で紹介されてて笑うwww
奥からパタパタとスリッパの音がして
おじさんと呼ばれるには若すぎるルックスの男性が出てきた
「おわっ!りこちゃん、彼氏〜?イケメンくんだね〜
どうも〜叔父の康平です。
よろしくお願いします」
深々と頭を下げられてこちらも頭が下がる
「急にお邪魔してすみません!
吉木 望といいます。よろしくお願いします。」
「望くんだよー!おじさん見る目あるねー!」
ニコニコ嬉しそうなりこちゃん
「少し部屋で過ごすから」
「おっけ〜、おじさん今からまた仕事だから!
ゆっくりしてってねー!」
「望くんこっち!」
廊下は長いし迷路みたいに広くて部屋がいっぱい仕切ってある
「こっちこっち!」
キョロキョロしてるとりこちゃんから急かされる
「じゃーん、りこの部屋でーす」
綺麗で質素な女の子の部屋っという感じだ
「俺女の子の部屋初めてだから緊張してきた笑」
「望くん、こっち座って」
テレビと机があって座布団のとこをポンポン叩いてる
ベットと勉強机が奥にあり、広いけど
屋根裏部屋のような居心地のいい空間だった
「お茶持ってくるから」
「ありがとー」
家の広さや緊張で唖然としてる俺を置いて
パタパタと走って行ってしまった
うわ〜女の子の部屋だ〜
またキョロキョロとしてしまう望だった――――




