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溺愛彼氏に超溺愛された私の話♡  作者: koruta5


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出会い りこside



 登場人物  佐伯 りこ (高校1年)

      吉木 のぞむ(高校2年)





 

 

「大丈夫?次降りるでしょ、もう少し頑張れそう?」


 彼と出会って最初に話しかけられた言葉だった


電車の中。急に来た動悸、冷や汗、苦しくて息切れ

 思わずしゃがみ込んで呼吸整えてた時

 同じ制服を着た男の人


咄嗟に頷いて、出口の近くにしゃがみ込んでポールに捕まって寄りかかってたら背中側に立っててくれた


「座ってて、」


 駅に着くとベンチまで誘導された


 頭痛もしてきて、呼吸が浅い


すぐ男の人が走って戻ってきた

「はい、水!」

ペットボトルの水を渡され

「大丈夫そう?とりあえず飲んで」


「あっ、ありがとうございます

 とりあえず、少し様子みて自分で判断するので大丈夫です」

 力なく答えた


「あー、わかった!おけ!駅員さん呼ぼうか?」


無言で首を振ったら

 

「えーと、じゃあー、なんかあったら電話して!同じ高校だよね?」


 背中にからっていたリュックを下ろして

 ゴソゴソ探って、これしかねー!と言いながらくしゃくしゃの紙に電話番号書いて渡してくれた


「ありがとうございます」


「うん。なんかあったら怖いし、……じゃっ」

 手をぴっと挙げて去っていった


 しばらく休むと血の気が戻ってきたような感覚がした

 あ〜よかった〜……

 なんだったんだろ……めっちゃ冷や汗でたし


 とりあえず叔父さんにLINEして

 学校に連絡してもらって病院行こ


 私は携帯を出そうとして手に持ってたくしゃくしゃの紙に気付いた

 あー水ももらったしまさかの電話番号、、

 お礼の電話かけないとダメかなぁ?

 まぁ後でいいか


 帰りの電車を調べてまた家に帰ろうっと

 電車は1時間に2〜3本しかこない田舎の町

 駅から15分ほど歩いたら家に着く


「ただいま〜」

 

「おかえりー!大丈夫か〜?

 迎えに行ってよかったのに」


「大丈夫大丈夫、少し休んだら治ったから!

 でも、とりあえず病院は行きたいかな」


 一緒に住んでる叔父さん

 叔父さんは住職さん。両親は海外で働いてるから

 大きなお寺で叔父さんと暮らしてる

 小さい時は一緒に親と飛び回ってたけど

 退屈だし、転々とするから中学校から叔父さんに面倒みてもらうことになった。

 両親ともブランドのデザイナーしててあちこち飛び回ってる

 いつ帰ってくるのかわからない仕事。

 テレビ電話もほぼ毎日時間が合えばかけてれて

 最初は寂しかった部分もあるけど

 学校で友達もできて、今ではよかったなって思えるし叔父さんにも感謝してる


 着替えを済ませて、叔父さんに車で送ってもらい

 病院に行ってきた


「貧血ですね」


 初めてだったからびっくりしたけど貧血かぁ〜

 なんかわかったらスッキリ

 めっちゃきつかったんだけど

 貧血ってこんなにきついのか


 疲れたし早く寝よ〜


 男の人のことすっかり忘れて眠りについてた――

 

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