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転生魔王様のゆるふわ保育園経営日記  作者: 櫻木サヱ
魔王の保育園経営術

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13/18

お弁当Timeで大混乱

……本日の任務……昼食タイムを支配……いや、管理……」

魔王マオは真っ黒な魔王弁当を広げ、赤い仕切りを整える。

中身は「ドラゴンチキン」「魔界カレー風卵焼き」「火炎ソーセージ」「黒豆の闇煮」、そして虹色の「魔法ゼリー」。


園児たちが興奮気味に集まる。

「わー!園長のお弁当すごーい!」

「キラキラしてるー!」

ミオは早速ゼリーに手を伸ばす。


しかし、魔王の盛り付けは豪快すぎて、食材が飛び出しそうな勢い。

「園長、落ちないように!」

サクラが必死に注意するが、マオは構わず配膳を始める。


「……これぞ……魔王流……」

ドラゴンチキンを小皿に載せようとすると、勢い余ってチキンが宙を舞う。

園児たちは歓喜し、飛んできたチキンをキャッチしながら大騒ぎ。


ユウトが魔法ゼリーを手に取った瞬間、虹色の光がキラキラ飛び散る。

「わー!光ったー!」

ハナは手を伸ばしてゼリーに触れようとし、マオのマントにゼリーがくっつく。


「……やはり……制御不能……」

魔王は頭を抱えつつも、泥まみれの手でおやつを拾い、なんとか落ち着かせようとする。


さらに、リナとミオが火炎ソーセージで小さな投げ合いを始める。

「園長、助けてー!」

ケンジは小声でツッコミつつ、飛び交うソーセージを回収。

サクラは笑顔で「魔王の豪快弁当は想定外です」と報告。


そんな混乱の中、園児たちは楽しさ全開で、魔王弁当の魔力(?)を満喫。

「園長、もっと食べよう!」

「ゼリー美味しいー!」


魔王は初めて“自らの手で作ったものが、無秩序に喜ばれる瞬間”を経験する。

「……なるほど……笑顔の破壊力……いや、創造力……」

泥まみれ、紙吹雪まみれ、ゼリーまみれの魔王は、静かに心の中で微笑む。


こうして昼食タイムは、大混乱と大笑いに包まれながらも、園児たちの満足と笑顔で幕を閉じる。

魔王マオは改めて気づく。

「……支配ではなく、守る……この力……悪くない……」


園児たちの無邪気な笑顔と、お弁当の大騒ぎ――

これこそ、魔王流“ゆるふわ戦場”の真髄なのだった。


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