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転生魔王様のゆるふわ保育園経営日記  作者: 櫻木サヱ
魔王の保育園経営術

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11/11

公園で大暴れ


バスから降りた瞬間、園児たちは一斉に公園へ駆け出した。

砂場、ブランコ、シーソー、そして大きな滑り台――

目を輝かせる園児たちを見て、魔王マオの心も小さく揺れる。


「……この小さき者たち……エネルギー過多……」

だが、ふと視線が滑り台に向いた瞬間、魔王は心の中で小さくつぶやく。

「……滑り台……?」


そう、魔王マオはこれまで滑り台を体験したことがなかった。

戦場や魔界で滑るものは無かったのだ。


「……ここで……体験するべき……か……」

園児たちの笑顔と歓声が、魔王の決意を後押しする。


まずはリナやユウトと一緒に滑り台の頂上へ。

「園長、こっちだよ!」

小さな手に引っ張られながら、恐る恐る足を踏み出す魔王。


滑り始めると――

「うおおおおおお!!!」

魔王の声が公園に轟き渡る。

園児たちは大爆笑。

「園長、楽しそうー!」

「もっと滑ろう!」


滑り台を何度も滑るうち、魔王は泥や砂、紙吹雪まみれになりながらも、初めて無邪気に笑う。

「……ふふ……これは……予想外……」

自分でも驚くほど、楽しさに夢中になる魔王。


しかし、魔力を使った“滑り台加速”を試みた瞬間、事態は大混乱に。

園児たちが次々と宙を舞い、ブランコや砂場の上を飛び回る。

「園長ー!早すぎるー!」

サクラとケンジは必死で制御し、園児たちを捕まえる。


「……恐怖ではなく……楽しさの暴走……」

魔王は小声でつぶやきつつ、さらに滑り台に挑戦。

そのたびに園児たちは歓声をあげ、紙吹雪が舞い、砂が舞い散る。

笑い声と叫び声が混ざった公園は、まさに戦場のような光景。


昼過ぎ、魔王は泥だらけで座り込む。

「……ふう……これは……恐ろしい……いや……楽しい……」

園児たちはまだ元気に遊び続け、魔王の周囲は笑顔と混乱に満ち溢れていた。


こうして魔王マオは、初めて滑り台ではしゃぎ、園児と一緒に大混乱を楽しむという、

予想外の“ゆるふわ戦闘”を経験するのだった。

笑顔と混乱、魔力の暴走――

これが園外活動の魅力であり、魔王にとって新たな成長の場である。


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