ほん
借りた本は知らない筈の言語で書かれていたが、難無く読めた。エリカ曰く、神様がこの世界の言語知識を私の頭に入れてくれたらしい。羊皮紙ではなく元の世界に近い紙質だったのは意外だった。
最初に手に取ったのは、魔導書?だった。どうやらこの世界には魔法があるらしい。詠唱、物理魔導式、属性、適性、相性…難しくてよく分からない、と思ったら上級魔導書だった。初級から読んでいこう。
初級魔導書曰く、魔法の素質は異世界から来た者であろうと誰でも持っているらしい。属性の適性はあれど訓練すれば誰でも使えるようだ。
私でも本当に使えるのだろうか。
次に手に取った小説は、なんか矢鱈と長くて説明的な題名で、異世界転生した主人公が仲間はずれにされてからチート能力とやらで無双してかつての仲間に仕返しするだけ。正直、ちょっとよく分からなかった。
最後に手に取ったのは…アルバム?
好奇心に負けて、適当な1ページだけ見てみる。そこに居たのは、ローバイ孤児院という施設で楽しそうに笑う女の子。
それ以上は見なかった。
エリカ
“孤独”
“寂しさ”
“博愛”
蝋梅
“慈愛”
“先見”
“先導”