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しかえし
「クロ、準備オッケー?」
『こっちはオッケーだよ。5分以内に、そこのポータルに魔法を撃ち込んでね』
「魔法構築、完了…!」
「『この先一生、些細な不運が襲い掛かり続ける呪い』か…スズ、中々にエグいの作ったね」
「よし、3…2…1…発射!」
黒い塊が、ポータルを通り抜けて…当たった!
『折角だし、暫く見てみる?多分もう呪いは発動してるよ』
「あ、お願い、します」
ポータルの向こう側を覗いてみる。
*ガンッ*『い゛っ〜〜〜………!!!小指が………!!!!!』
*ザッ*『いった…紙で指切った………』
*ガシャン*『壺がぁぁぁ〜〜〜…!』
*ピッ*『………自販機にお金飲み込まれた…』
*ピチャ*『いやあああああああああああああ鳥の糞んんんんんんんんんんんんんんんんんん』
「「「『…うわぁ』」」」
思ったより悲惨な状況になっていた。
でも、ちょっとすっきりした。




