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てきせい
「成る程ね、それでスズさんの魔法適正を調べたいのね」
孤児院の院長…カルーナさんと軽く話した後。取り敢えず院長室に連れて行かれた。
「ちなみに魔力量は?」
「力を込めすぎて結晶化するくらい」
「うぐ…」
「え、えぇ…?かなり多いのね…まぁ兎に角、先ずは適正を調べてみましょう」
透明な板のようなものが出てきた。
「これに手をかざすと、その人の魔法適正が写し出されるのよ」
便利だなぁ、と思いながら、手をかざしてみる。
「ふむふむ…属性は大した差は無し、オールラウンダーって感じね。相当苦労したのね…」
「術式傾向は防御、封印、回復、加護、呪い…バリバリ支援職だね。ところで…スズ、最近、嫌な事とかあった…?」
「…?」
急にどうして私の経験の話になったのやら…。
「魔法適正や術式傾向は本人の性格や経験に左右されるのよ。表示は時系列順だから、多分、呪いでビビっているのだと思うわ」
「あぁ、そういう…いや、あの、ストレスとか、なくなって、考えるのに、余裕ができて…そしたら、急に上司とか、両親とかが、憎く思えてきて…呪い殺して、やろうか、って…」
「「ああ〜…」」




