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純粋と無知と悪

作者: 儚世

スマホをぼーっと見て電車を待っていた時のこと。「あんたおかしいでしょ。精神科行きなよ。」近所の精神科の看板を見て友達と遊びに行く様子の女子高生の1人がそう言った。「不登校だって、〇〇じゃん。あいつずっと席空いてるよね。」二人は楽しそうに笑ってる。そこに悪意はないのだろう。草むらを走り回る子供が知らずのうちに虫を殺しているような、そんな感じがあった。知らなかったから、そこに悪意は無いからこれは悪ではないのか。けれど確かに自分は傷ついた。精神科は頭のおかしい人が行くところではないし、不登校だってなにかしらの問題があるから休んでいるに違いない。義務教育で道徳を受けていても、人を見下して笑うのか。心臓に霧がかかる。考えても気分が沈むだけなので、音楽でかき消した。「子供は純粋だよね。」そんな言葉をよく聞く。意思疎通が出来ない年齢は置いといて、幼稚園の時にも虐めは存在した。無知が引き起こす悪は純粋なのか。そうなのだとしたら大人のいじめも純粋ということになってしまう。罪悪感を持ちながら虐めをしてる人なんて1割もいないだろう。穢れとはなんなのか、善とはなんなのか。アダムとイブが林檎を食べてしまった時から人間に元々罪があるとして考えると、穢れを知って同じ過ちを犯さないように汚れを落としていくのが善なのではないかと最近そう思う。完璧な人間なんていない。だからこそ自分をしっかりと見つめて、他人の意見も受け入れて勉強していくことが大切だと思う。

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― 新着の感想 ―
[一言] 「無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」って有名な言葉があるけど、しっかりとした知識を身につけて優しくいたいね。人生日々勉強!
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