狼さんの話。
この世界には能力者がいる。誰しもが能力者になれるわけではない。香春隆文は【変身】の能力者だ。この世界の基準では“能力者”としか言い表せる言葉がないので“能力者”としているだけであって、実はこの【変身】は能力の中でも異質なものである。突然変異とも言える。もはやヒトではない、ただのバケモノだ。
さまざまな登場人物の記憶に現れ、たくさんの人を殺しているくせに不死身の力で生き延びている香春隆文にスポットライトを当てた物語。
さまざまな登場人物の記憶に現れ、たくさんの人を殺しているくせに不死身の力で生き延びている香春隆文にスポットライトを当てた物語。