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異世界でも戦争  作者: でろいてる
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最初の戦争

テスト投稿です。

何回か削除したり、投稿したりを繰り返します。

ご注意ください。

口の中は砂だらけで乾ききっていた。


節約していた水を飲んでもいいだろう。


少しは自分を甘やかしてもいい。


ペットボトルから一口水を含んだ。


それを見て、相棒も水を飲んだ。


とりあえず休憩だ。


「残りはどうだ?」


相棒が残弾を聞いてきた。


ふむ。


バックパックにはもうマガジンはない。


身につけた奴でおしまいだ。


「5つだな。あとは、RPGが一発」


あと一戦で使い切る分量だ。


それでお終いだ。


残念な事に確認しているだけでも敵は一戦したくらいでは引き下がる気はない位の戦意と兵数がある。


対するこちらはたったの二人。


いつものヒット&アウェイは使えない。


今回はいつものようにはいかない。


敵の注意を引きつけて、引きつけるのが目的だ。


「もう国境に着いたのかな?」


相棒が時計を眺めながら聞いてきた。


作戦開始から3時間たつ。国境まで10kmだが、皆疲れ果てている。


怪我人も多い。


救援は国境ぎりぎりにいるはずだけど。


「微妙だな」


東南、10時の方角に何か動いた気がして双眼鏡を使う。


畜生、2個中隊はいる。いままで攻めてこなかった方向だ。


こっちがあまり動かないのに気づいたのかもしれない。包囲してきた。


「2km先、2個中隊」


知り合って一ヶ月も満たないが、これだけで通じるようになった。


方向は双眼鏡を向けているから言う必要はない。


相棒が情報を補足してくれた。


「2km先、2個中隊。2時」


畜生、反対からも同数か。


当然12時、正面には大隊規模が鎮座している。


「10時を先に潰そう」


右も左も同数だ、決めたのは気分。


スナイパーライフルを取り上げてスコープを睨んで、立て続けにトリガーを絞った。


これからは走り続けの乱戦になる。重いスナイパーライフルはここで打ち止めだ。


捨てていく。


相棒もRPGを立て続けにぶっ放した。


と言っても3発でお終いだが。


10時の2個中隊の20人程度にダメージを与えることができたみたいだ。


40%の死傷率。全滅といっていい。


代わりにスナイパーライフルもRPGも打ち止め。


後は、アサルトライフルだけだ。


2時の敵に向かって移動する。


正面の敵は迫撃砲を雨霰と降らしてくるだろうから。


もう、持って行くのはライフルとマガジンだけ。


食料やら医薬品は使う暇もないだろう。




そして。


そして俺たちはこいつの弾が尽きて


敵の銃弾に穴だらけにされて。


そして死ぬのだ。


俺たち二人は一月前にそう決めていた。




それでいい。


それで1時間は稼げるはずだ。


彼女が国境にたどり着き、救出されるには十分な時間だ。





あとがき

テスト投稿です。

システムに慣れていません。

何回か削除したり、投稿したりを繰り返します。

ご注意ください。

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