補足「キャラクター紹介①」
【ジェニウス・マーチャント】
呪文「プレディクション」
目標「世界を可能な限り存続させる」
ノエルの父。アダムの教え子であり親友。
未来予知の呪文によって、この世界の真実を知ってしまう。長い間そのことで思い悩むが、最終的に少数を犠牲にしてでも世界を長引かせることを決意。
彼の呪文はノエルの未来予知よりも強力でセーブ、ロードの影響を受けないものだったため、アダムにある程度細かい指示を出せていたようだ。
だがそれはつまり、ノエルやサタン、ヴィーレやレイブン、それにアダムの経験するであろう苦難も予見していたということになる。それでも世界の寿命を延ばす決意をした彼は正義なのか、それとも悪なのか。
【アダム・マクファーソン】
呪文「オブザーブ、キャンセル、コントロール、デッドリーファングス」
目標「仕事をやりきり、親友とのお茶会を楽しむ」
ジェニウスに頼まれて魔王になった老人。悪魔の国に住みついて余生をのんびりと過ごそうとしていた時に彼の手紙が届く。もう友人はほとんど死んでしまい、家族もいなかったアダムにとって、彼の最後の頼みはとても断れるものではなかった。
戦争が始まる少し前から教会跡に潜伏。ノエルの補助もあり、特に不自由なく暮らすことができる。楽しみはお茶を飲みながら彼女の話を聞くことと、ジェニウスや異世界の話を彼女へしてあげること。ノエルを実の孫のように思っていた。
サタンとは仲の良い友人である。ノエルから彼女の話を時々聞いていたようだ。自分の行いがサタンを脅威にさらすものだったことを、彼は伝えられていなかった。もし知っていたら彼は即刻、計画を中止していただろう。
彼女のことは親しみを込めて『さっちゃん』と呼んでいる。悪魔の国から戻る時はノエルのもとへ急行する必要があったため、サタンとは一度しか遊べていない。
アダムの最期はサタンとノエルが魔王の間から見ていた。二人とも未来予知であらかじめ知っていたが、それでも辛かったようだ。ノエルは再び泣き出してしまい、サタンはどうにか堪えて彼女を慰めていた。
当の本人である彼は、サタンの使える呪文をイモータリティー以外知らなかったため、彼女達が最期の瞬間を見届けていたことに気付いていない。
【ノエル・マーチャント】
呪文「テレパシー、テレポート、プレディクション、サイコキネシス」
目標「物語を引き延ばす」
怪しいローブの商人。ジェニウスと同様、未来予知で終わりを知る。しかし、彼の時とは違って、自分にはどうあがいても長い未来がないことを悟っていた。結果的に最も長く、幸せなエンディングに辿り着くために努力し続ける。
エンジェルズの子ども達を育てる事も同時に行っていた。お婆さんの貯金をできるだけ使わないように、時間のあるときには高難度のクエストも受注していたようだ。
ヴィーレ達のことは大切な仲間だと思っている。しかし必要とあらば、感情を殺して酷い仕打ちをすることもあった。和也とレイブンに対しては特に。
その中でもヴィーレは特に信頼している。理由はいくつかあるが、彼が確固たる決意を持って彼女の力になろうとしたことや、最後の最後まで約束通りそばに寄り添い続けたことが大きいようだ。
アダムのことは本物のお爺さんのように感じていた。たまに辛いことがあった時も彼のもとを訪ねていたようだ。彼の心を読んだおかげで過去の事情は粗方知っている。また、ヴィーレとレイブンの記憶から、時間が巻き戻る前の情報も入手していた。
普段はイタズラ好きなただの女の子。サタンやネメスとは仲良しでよく遊んでいる。そのせいか仕事モードでも彼女達を前にすると素が出ることが多々あった。
【サタン】
呪文「イヴィールアイ、エクスプロージョン、デッドリーファングス、ドレイン、イモータリティー、コピー(10)」
目標「ノエルの手助けをする」
悪魔の王。悪魔と悪魔の子どもではあるものの、他の個体と違って呪文の扱い方を心得ている。イヴィールアイ(千里眼,透視の呪文)のおかげで、一部の呪文なら世界中どこにでも対象にして使うことができるようだ。
ノエルから相談されたことによって、彼女の手伝いをすることを決意した。サタンもできるだけ楽しく、そして長くみんなと一緒にいたかったため、最後まで尽力していたようだ。皆との別れが近づくと、ちょっとだけ悲しそうにもしていた。
魔王城にずっといるのは、魔物や悪い人間が悪魔の国へ行くのを防ぐため。そしてできるだけヴィーレ達と関わり、物語を引き延ばすためだ。彼らが来る前は、ずっとレイブンやウィッチ達と遊んでいた。それ以前には子ども達以外に遊び相手がいなかったため退屈していたらしい。
そんな時、城を訪れたアダムはたった一日だけとはいえ、凄く楽しい時間を彼女にプレゼントしてくれた。そのためサタンはアダムのことをとても気に入っており、たまに彼の生活を覗いたりしている。
その次に魔王城を訪ねた人間がジェニウスだった。アダムへの手紙をこっそり届けたのも彼女である。ジェニウスから「誰にも自分達のことを口外しないでくれ」と頼まれたうえに、全く事情を話されなかった彼女は、それでもその依頼を快く了承した。
あまりにも平和主義すぎて逆にウィッチやレイブンからは心配されている。幼い性格ゆえ、魔王のくせに使用人達からもマスコットキャラみたいな扱いを受けていた。ヴィーレ達が来てからは毎日楽しそうに遊んでいる姿が見られる。
【ヴィーレ・キャンベル】
呪文「チェック」
目標「世界を平和にする」
主人公ですらないただの村人。ジェニウスの遺言と、一周目でイズとネメスにもらったロケットのせいでしばらくの間、地獄を見ることになる。
彼は本来ものすごく弱いが、ロケットの効果でやっとまあまあ強くなっている。ちなみに一周目のヴィーレの強さは、呪文を一つも使えないデンガル国王と一対一で戦ってギリギリ勝てるくらいのものだった。
ただし、異常に強いメンタルを持つ。何回も死ぬ中で、彼が逃げ出したり諦めたりした周は一度も無かったし、いざという時は自分を犠牲にしてでも仲間を守る勇気を宿している。
親は数年前、事故で亡くなっている。無表情なのが祟って周りからも避けられていたが、幼なじみのアルルだけは近くにいてくれていた。だから冒険が始まる前は彼女しか友達はいなかったようだ。
それに加えて身分もド底辺で、強さもそこらの雑魚レベルだと思われてるため、勇者になっても皆に見下されている。時には露骨にそれを態度に出してくる人もいたが、彼はそこまで気にしていないみたいだ。
しかし、その割にはコミュ力お化けで、魔王城に来て一番最初に全員と仲良くなったのは和也ではなく、彼である。一周目の段階でイズやネメスから自発的に贈り物を渡され、エルから家族の話を聞いたりしているため、元から話せばすぐに打ち解けられるような人柄なのだろう。
それが幸いしてか災いしてか、いつの間にか女性陣をどんどん落としていっている。一緒に旅をしていたイズとネメス、幼なじみのアルルだ。彼が刺される日も近いかもしれない。
【ネメス・ストリンガー】
呪文「ハピネス、モデリング」
目標「勇気を身につける」
元ホームレス。悲しい過去を背負っているにも関わらず、作中で一、二を争うほど純粋無垢。猫が大好き。
天才肌で、教えられたことはすぐに吸収してしまう。人当たりも良いため、みんなに可愛がられている。よく誰かのところに行っては、何かして遊んだり、色んなことを学んだりしていた。
基本的に人懐っこい性格だが、拾ってくれたうえに自分の殻を破りさってしまったヴィーレには異常なほど甘えてくる。彼が死んだ時にはほとんどの場合、激昂した彼女がその仇を取っていたようだ。
最近ではサタンと並んで魔王城の癒しスポットとなりつつある。彼女達は誰にでも好意的に接する、そしてノエルからのイタズラ対象にならないという特徴を持つ。




