レイン
『鎧とドレスをあわせたような』を『ドレスアーマー』に変えました
「いってぇな……誰だよ!」
突き飛ばした奴に怒鳴りつける。
「名乗るほどのものでもないよ?」
なんかしれっと返されたな
そこにはショートのスカイブルーの髪と目にこれまたスカイブルーのドレスアーマーを着ている150センチくらいの少女が立っていた。
そいつを見た俺の怒りはロウソクのように消え去った。
「お前かよ……レイン。 なんで朝から俺を突き飛ばしてるんだよ……てか名乗るに値するからお前なら」
「だって〜クロエが私を呼ぼうとしないで素振りしようとしてたからぁ〜私も混ぜて欲しかったんだもん」
上目遣いで見られても困るんですけどぉ……
レインの身長だと必然的に上目遣いになってしまうんだけど。
「た、確かにお前たちを呼ばずに素振りをしようとしたけどもまだ、フロースも来てないしお前たちもまだ眠たいかなぁ、と思ったんだよ」
とりあえず言い訳してみる。
「本当に? 私のこと嫌いになってない? これからも一緒にいてくれる? 置いていかないでね?」
レインは頬をぷくっと膨らませている
ドラゴンなのにこういう所は人間そのものなんですよ
ドラゴンは『人化』という魔法を使って人姿を真似ることができる。見た目は人そのものなのにドラゴンの力をフルで使うことができる。現に俺は、俺より背の低い状態のレインに突き飛ばされてしまった。半竜の俺はある条件を満たさないと全力を出せないのに、そのままの力を扱えるとは羨ましい限りだ。
「ねぇ、話聞いてるのぉ? それともやっぱり私って邪魔なのかな?」
おおっと、レインが涙目になってるよ
「そんことはないよ。 レインは俺の大切な仲間だし、約束もしただろ? 俺はお前をドラゴンの里に帰してやるってな」
「そうだよね! やっぱりクロエは優しいね。 どこかドラゴンの匂いがする気もするけど……」
はっ!まさか俺が半竜ってことがばれたか!?
「……あの時は本当に嬉しかった。 ずっと一人だった私の前に来てくれて。 私を恐れないでお話ししてくれて……」
ふー、ばれてはいないようだな。
それにしても突然なんだ? 昔の話なんかしだして。
あれ? レインと初めて会ったのはどんな感じだったっけな……そうだ、あれは俺がドラゴンとの契約をするときに——
短くなりすぎたので、次話を少し長くしてみます




