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彼女と世界を繋ぐもの

 5曲目『ワルツ「わたしの夢」』(Mon rêve)

 by エミール・ワルトトイフェル(Emil Waldteufel)



   ● ● ●



 ひとつ、深く呼吸する。

 分かっていたことであっても、探していた人物と出会えたことに安心感を抱くと同時に、緊張が押し寄せていた。心臓が痛いぐらいに弾んでいる。

 ゆかりさんは言葉を待つようにしてじっとこちらを見ていた。

「……少し、長いお話になります」

 ようやく絞り出して口にし、それでもいいですか、と尋ねる。

 すると、彼女が何か言う前に、母親の腕の中にいた男の子がオレの方に手を伸ばしてきた。その仕草はまるで、「抱き上げてほしい」と言っているようで。

 反射的に伸ばし返した腕の中に飛び込む、軽い、しかし確かな重量。オレが戸惑うと、ゆかりさんは笑っていた。

「息子もあなたともっと仲良くなりたいみたいね」

「え」

 目を見開く。

 その様子にかますます笑いつつも、彼女はオレの手を取って、そこにハンカチを置いた。

「構わないわ。だから、私の家に行きましょう。ここからそう遠くはないし……あなたの傷の手当てもしないと、ね?」

 擦り剥いた手のひらに滲んでいた血が、柔らかいガーゼ生地に吸い込まれていく。そこから彼女の優しさが滲むかのように、どこかあたたかく感じた。

「ありがとう、ございます……」

 オレがどんな見栄を張っても、彼女には無意味な気がする。だから素直に言葉が飛び出た。

「じゃあ、行きましょう」

 ゆかりさんはにこりとしてから息子をオレの腕から抱き上げ、そのままタクシー乗り場に向かっていく。そして待機していたタクシーに乗り込んでいった。少し迷ってから、オレも彼女に続く。

 ゆかりさんが行き先を告げ、車は緩やかに発進した。

 オレから話すべきことは車内で持ち出すような話題でもなく、ゆかりさんも何も言わないため、特に会話はない。

 ただ、ゆかりさんは自分の荷物からてきぱきとウェットティッシュを出してオレの手を拭い、手早く絆創膏を張り付けてくれたので、そのお礼だけはした。彼女は相変わらず柔らかく笑うので、たまにシュリの影が重なり、少しだけ胸が締め付けられる。ゆかりさんはそんなこと知る由もないだろうけれど。

 しばらく走ると、こんもりとした森が見えてきた。その前でタクシーは停まる。

「あっ……」

 払おうとする間にゆかりさんが既に精算を済ませていて、オレは色々と慌てながらも何とか降りた。

「こっちよ」

 薄暗くなり始めたからか、わずかに早足で彼女は小道を進んでいく。支払いのお礼を言う間もないが、置いていかれる方が困る。再び慌てつつ後を追った。

 見慣れない森の道。でも、足元に等間隔のライトが設置されていて割に明るいせいか、あまり不気味さを感じることはなかった。

 間もなく、ログハウス風な造りの二棟の住宅が見えた。そのうちの新しく見える方にゆかりさんは向かっていく。

「どうぞ入って」

 ドアを開けて促され、オレは小さく頷いた。

「……お邪魔します」

「靴脱いで、上がって? 和馬かずま、帰ったよー。お客さんもいるの」

 オレに言ってから、ゆかりさんは息子を抱えつつ奥に向かって声をかける。

 直後、ぱたぱたと足音がして一人の男性が現れた。彼はゆかりさんの姿を認めた途端にほっとした表情をして、腕を拳で軽く叩いてみせる。

 その動作の意味がオレには分からず、と首を傾げるしかなかった。しかしゆかりさんには通じているらしい。

「遅くなってごめんなさい、ただいま」

 応じているその姿を見て、なるほど今は「おかえり」と言われたのか、と納得する。手話だったのだ。

 ということは、彼は耳が聞こえないのだろうか。

「おとーしゃん」

 そう言いながら和人くんが抱き着いているのだし、彼がゆかりさんの旦那さんであることは間違いないと思うのだけれど。

 にこにことしながら子供を抱き上げた彼は、オレの方を不思議そうに見ている。お客さんがいる、と前置きされていても、制服を着ている見知らぬ子供だとは思っていなかったのだろう表情だ。

「龍之介くん、彼は秋月和馬。私の夫です。生まれつき声帯に問題があって話せないけど、耳はちゃんと聞こえてるから大丈夫。普通に話しかけてあげてくれれば、筆談で返せるから」

 説明に合わせてぺこりと頭を下げた和馬さんは、ゆかりさんに再び手話で何かを話しかけている。何を言っているかは分からないが、恐らくオレについてだと思う。時折向けられる視線から予想しつつ、深く一礼した。

「相川龍之介といいます。ゆかりさんの古い知り合いの知り合いで……お話があると言ったら招いてくださったので、夜分に失礼と承知しながら、お邪魔しました。図々しくてすみません」

 そのままで言うと、とんとん、と肩を叩かれる。頭を上げると、そこには和馬さんの優しい笑みがあった。

『気にしないで。ゆかりが信用した人なら疑ってないよ』

 いつの間にか手にしていたホワイトボードに記された言葉。急な来客の時のために、どこかに置いてあったのかもしれない。

 ほっとすると、彼は「おいで」というようにオレを手招きし、先導していく。ゆかりさんはそれを見届けて、奥に消えていった。

 歩いていくにつれて、心地いい木の匂いか鼻腔を擽る。それと同時に、学校の美術室のようなものもまた感じることに気づく。つまり、絵の具の匂いだ。

 和馬さんの服を見ると、ところどころにはカラフルな染みがついている。どうやら彼は日常的に絵を描く人物のようだ。だからこそ、家にもその匂いが染みついているのかもしれない。

 連れて行かれたのはリビングで、勧められるままにソファに座った。

『ちょっと待っていてね』

 書かれた文字に頷くと、いったん消えた彼はグラスに注いだオレンジジュースを持って戻ってきた。

「あ……すみません、お構いなく」

『子供が遠慮しないんだよ』

 すぐさま返されて目をしばたたかせるも、彼は穏やかながら有無を言わせない笑みを浮かべている。

「……いただきます」

 喉がからからに渇いていることは確かだった。素直に甘えておこう、とグラスを受け取り、喉を潤す。

 身体が水分を求めてくるのには逆らえず、一気に飲み干してしまった。そしてその途端、胃が空っぽであることを訴えてくる。小さく音が鳴って顔が赤くなった。

 和馬さんは相変わらずの笑みのまま、お代わりをどうぞとでも言うように、パックから飲み物を注いでくれている。オレはますます気恥ずかしさが湧いた。

『今ゆかりがご飯を作っているから、ちょっと待っていてね』

「え」

『おれたちも食べるから、ね? その顔色だと、今日は何も食べてないんじゃないかな?』

 じっと見つめられると言葉に詰まる。その通りだったからだ。オレが何も言えないでいるのを見て、彼はまたわずかに笑みを深める。

 沈黙が流れたが、それを苦痛には感じない。

 ゆかりさんは周囲を華やがせる明るい空気を持っている人だが、この人は凪の海のように穏やかだと思う。その空気のおかげで、黙っていることをむしろ心地よく感じた。

「お待たせ!」

 しばらくするとゆかりさんがひょっこり顔を出して、ダイニングに移るように声をかけてくれる。

 和馬さんに連れていかれて、引いてもらった椅子に座った。いい匂いに改めてテーブルを見ると、ミートソースのスパゲティが並べられている。

「話は食事してからね」

 彼女の笑顔に頷いて、お礼といただきますを言って食べ始めた。

 優しい味はあの白い家で食べていたものともまた違って、泣き出しそうになるのを懸命にこらえる。

「ごちそうさまでした」

 空腹だったということもあり、あっという間に食べ切ってしまった。二人はそれを見てにこにこと笑っていて、腹が鳴ってしまった時と同じくらいの恥ずかしさが湧く。

 少しして彼らも食べ切り、綺麗に食べた和人君のことをそれぞれ褒めている。

 オレはそれを見て微笑ましくなりながらも、本題に入るため、ポケットからシュリの写真を取り出した。

 写真の中にいる彼女の笑顔は、当然ながら全く変わらない。

 どうか、もう一度見たい。ここにいることによって、少しでもあの子に近づけているのだろうか。

「――龍之介くん?」

 じっと写真に目を落として俯いていたからか、ゆかりさんが心配そうにオレを呼ぶ。

 その声に顔を上げて、真正面からゆかりさんの顔を捉えた。

「お話がある、とお伝えしていたことについて」

 オレの雰囲気が変わったことを察したのか、ゆかりさんの表情も真剣なものに移ろう。和馬さんは口出しをするつもりがないらしく、今のところホワイトボードは脇によけられていた。

 何から説明しようかと迷うも、結局単刀直入に話題に入ることにする。

「……この子をご存じですか? これは去年の写真なので、今は髪がだいぶ短くなっているんですが……」

 持っていた写真を渡すと、彼女はじっとそれを見つめた。そしてすぐに迷いなく頷く。

「知ってるよ。少し前に会った。村田本社の爆破事件があってから少し経った日、だったと思うけど」

 息を呑んだ。予想通り、シュリは自らの姉の前に現れていたのだ。

「和人を森の入り口の辺りで遊ばせてたら、この女の子の方から近づいてきたの。可愛いお子さんですね、って。悪い子には見えないかったし、それにはありがとうってお礼を言って、少しだけ話したの」

 当日のことを思い出すように、ゆかりさんの視線は天井の方に向かっていた。

 ――とっても幸せそう。旦那さんはどんな人なんですか? わたし、早いうちから父も母もいないから、夫婦というものがどんな感じか分からなくて。

 世間話のようなものをした後に、彼女はそう訊いてきたのだという。

「それには、何と答えたんですか……?」

 オレの考えならば、シュリは復讐をするためにゆかりさんに近づいたはずなのに、見たところ掠り傷ひとつない。それは安心すべきことだが、同時にシュリの心情にどんな変化が起こったのかと怪訝にも思う。

「とても優しくて、嬉しいときも辛いときも私に寄り添ってくれる人だって。……私たちもまだ夫婦としてそんなに長く過ごしたわけじゃないけれど、喧嘩したり仲直りしたり、色々な時間を共有して、ひとつの家族になっていっている気がするって、そう答えたと思う」

 そういう答えを聞いて、シュリは何を思ったのか。オレには分からない。

 でも確かなことはひとつ。

「そうしたら、『それならよかったです』って笑って、この子の頭を撫でて。それからいなくなっちゃった。びっくりするくらい綺麗な子だった」

 危害を加えようとする思いが、彼女の答えを聞いて消え失せたのだろうこと。

 この様子からすると、ゆかりさんはシュリと自分に血の繋がりがあるなど全く想像していないらしい。雰囲気も違うし、シュリも何もそのような気配を見せなかったようだから無理もない。そしてシュリは、気づかせようとすらせずに去ったのだ。

 和馬さんをちらりと見ると、写真を覗いたまま黙り込んでいる。その顔からは笑みが消えていた。

 彼は気づいたのかもしれない。自分の妻とシュリの顔に、ところどころ符合する場所があることに。

「ゆかりさん」

 呼びかけると、焦げ茶色の澄んだ瞳がこちらを見る。息を吸い込んで、その目を見つめた。

「先に言わせていただくと……これから話すことはきっと、貴女にとって相当信じがたいことだと思います。それでも、真実なんです。信じてください」

 懇願することしかできないのをもどかしく思うも、これ以外に方法を知らない。

 自分がこの人の立場だったら、あまりの胡散臭さに言葉も出てこなそうだ。それでも、ゆかりさんは頷いてくれた。

「この子は、小池珠里といいます」

「しゅり……ちゃん?」

 聞き覚えのなさそうな反応に、シュリは名前さえ名乗らずに去ったことをまた悟る。

「シュリは……貴女の、血の繋がった妹なんです」

 ゆっくりと告げると、ゆかりさんはぽかんとしたまま動かなくなった。対して、和馬さんはやはり表情がそのまま。妹かどうかは分からないにしろ、血の繋がりがあることは察していたのだろう。

「い、もうと……? だって私の父には、後妻、なん……て……」

 口にしかけた言葉は、尻窄みに消える。

 自らの母が産んだのは、己だけ。そして父は後妻を娶ってもいない。そうなったら、残った可能性はひとつだろう。

「……父には、愛人がいたのね……?」

 ショックだったことを隠しきれていない、小さな声。

 シュリの存在を明かした以上、否定しても仕方がない。分かっていても、胸は痛んだ。

「……はい。馴染みのクラブの店員だったと」

「そう……」

 母親に対する父親の背徳に、烈火のごとく怒るのだろうか。内心ではとても気が気ではなかった。

「……父も人間だものね」

 でも、ゆかりさんはただ、そう小さく言っただけだった。

 オレはわずかに目を見張った。

 でも、彼女が何を言わんとしていたのかが和馬さんには伝わっていたようで、彼女の背中を優しくさすっている。ゆかりさんはそんな夫に明るく笑ってみせて、「続けて」とオレに向き直った。

「……三月の、ニュースになるぐらいの大雪が降った日。オレは受験に失敗して、途方に暮れていて……そんな時にシュリに会いました。そしてそのまま半ば無理矢理家に連れていかれて、……閉じ込められたんです」

 監禁、という言葉はさすがに使いづらかった。だいぶぼやかした言い方なのに、二人は明らかに度肝を抜かれている。自分の話でなかったらオレだって耳を疑っているし、当然といえば当然なのだが。

「彼女がそんな風にオレを捕らえた理由はよく分かりません。一目惚れしたから、としか答えてくれませんでしたから。でも、そうやって一緒に暮らすうち、彼女について色々と知っていきました」

 そう前置きして、オレは長い長い話をした。

 シュリが目的のために前上さんを心理的に捕らえていたこと。出生の秘密に起因する彼女の憎しみと、それを昇華させようと起こしたこれまでの事件。

 総てを聞き終えたゆかりさんの目は、きつく閉じられていた。

 その様子が今にも壊れそうに見えて心配になったけれど、かける言葉が見つからない。直後、伏せられていた顔を彼女は勢いよく上げる。

「……珠里ちゃんは、父を殺す気なのね?」

 問いに一瞬詰まったけれど、小さく頷いた。

 オレの返答に何を思ったのか。ゆかりさんはふっと口の端を持ち上げた。

「個人的な感情としては、彼女に殺されたとしても、父は何ひとつ文句を言えないと思うわ」

 あまりの台詞に面食らい、またも何を口にしたらいいのか分からなくなった。和馬さんも微妙な表情をしている。そんなオレたちの反応を見て、彼女は少し困ったように肩を竦めた。

「でも、殺されていいとは思わない。どれだけ周りがあの人を見捨てて呆れ返っても、私にとってはただ一人の父親で、見捨てることなんてできない」

 私にも父親に愛された記憶はない。そう言って笑う彼女の表情は、頼りなげな雰囲気の時のシュリと驚くぐらいによく似ている。

「私を『私』として見てくれたことは、多分一度だってない。『上條の娘』『上條の血を繋げさせる道具』。あの人にとっての私は、その価値しかなかった。私は諦めたふりをして、親子であることを諦められなかった。いつだって、愛してほしいって願ってた。でも結局は……そういう父を捨てて、家も捨てた。幸せになるために」

 自嘲するように口角を上げる彼女を、オレは嗤えない。

「おかしな親子関係だって思うでしょう? でも、それが父と私との間では常識だった」

 子供が無条件に親を求めてしまうことはきっと、刷り込まれた本能だ。親は子供を産む産まないの選択ができる。しかし子供にはそんな選択権はないし、この世に産み落とされたならば生きたいと願って当たり前。

 オレだって、自分を見捨てて狂った女を未だに母だと思っている。暴力しか与えてこなかったあの男でさえ、たとえ認めがたくとも、間違いなくオレの父なのだ。

 理屈じゃない。それで片付けられるのなら、人間の感情は決して誤解を生むことはない代わりに、同時にとても無味乾燥なものになってしまうはずだ。

 だからこそ、シュリも後藤さんも、前上さんも――ゆかりさんも苦しんだ。

「それに、ね」

 ふと続いた言葉に改めてゆかりさんを見ると、写真の中のシュリの頬をそっと指で撫でている。

「この子が、私と血の繋がった妹なのだとしたら……その妹に、父殺しの罪を背負わせるなんて嫌」

 端から見たら、きっと強欲なのかもしれない。この人は大切なもの総てを手のひらからこぼさず、そのまま守りきろうとしている。

 だって、総てを完璧に守り通すことなんて理想をいくら掲げたところで、無理なのだ。いつかどこかで綻びが生まれるし、そこから総てが崩れ去ってしまうことも有り得る。

 守りたいもの総ての中で、何かひとつでも守れたのなら御の字。

 二兎追う者は一兎も得ず、なんてことわざにもなっているくらいだ。

 一度にふたつを求めれば、片方を得られないだけならまだしも両方を失うかもしれない。父と妹の両方を守ろうとしている彼女も、場合によってはそう見える。

「……守りたいの。絶対に」

 でもこの強い瞳には、無謀な決意さえ可能にするのではないかと感じさせるほどのエネルギーがあった。

「――オレも、シュリにこれ以上罪を重ねてほしくはないです」

 もうこれ以上、周囲を壊そうとするのはやめてほしい。そして同時に、シュリ自身の手で自分のことを壊さないでほしい。

 そう願うのは、ゆかりさんだけではなく、オレもだ。

 彼女は多くの人を傷つけ、苦しませてしまった。だからこそ、償ってもらいたい。それからの彼女と共に見たい景色がたくさんある。


 オレも一緒に、償うから。


 オレの言葉を受けてか、ゆかりさんは目を真っ直ぐに見つめてくる。

「父が狙われているのなら、父の傍で待っていればいいのね?」

「はい」

「だからあなたは私を捜していたの?」

「はい」

 問いにはっきりと頷きながら真っ直ぐに視線を返すと、今度の彼女は華やかに笑った。

 それはきっと、もう使うことはあるまいとずっと仕舞い込んでいたのであろう、『お嬢様』の顔。

「和馬、ごめんね。止めないで。私、お父さまに会いに行くわ」

 ずっとオレたちを見守ってくれていたらしい和馬さんを見ると、彼は優しく笑んでいた。そして、止めないよ、と言うようにゆかりさんの頭を撫でる。

「ゆかりさんも和馬さんも、ありがとうございます……」

 そんな彼らに感謝の念を抱かずにはいられなくて、テーブルに額がつきそうなくらい頭を下げた。

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