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風呂を作ろう!家を造ろう!

今日は2話更新~

 俺の想像なんだけど、蛇って属性でいえば水と土っぽいよね。

 さっきおじさん達埋めたのを見てある程度確信できたんだけど、聞いてみたら。


『確かに私は土と水を操れますが・・・よくわかりましたね』


 まぁ蛇というより・・・多分もっと上位な気がするけど、まだ力も不完全みたいだから今は蛇でいいのかね。

 それでまぁお仕置きの為に風呂作りなんだけど・・・水源がどこにあるかわからないと困る。

 温泉が沸くようなら嬉しいけど、まぁそう都合よくいかなくても水源を見つけられるならそれでいいしな。


『ありましたタツヤ様・・・ここと・・・ここですね』


「おお、この範囲にあって良かった」


 町長さんに使用されてない使用予定の無い場所を聞いて、そこに建てる許可もついでに貰って柳に精査してもらった。

 とりあえず水源は見つけた・・・ん?二つ?


「柳これって一つは温水?」


『ええ、ここといくつかは地下熱で温められた水がありますね』


 都合いいな・・・後は掘るだけか。


「てなわけで頑張れシリウス部族」

「「「「「「チチチチチチ!」」」」」」


 お仕置き総勢12名、子供は除いて建設作業に従事させる。

 二つあるので半分に別れて穴掘り開始。

 首まで埋まったおじさんは放置している、一応ケーナが町長に説明したら精霊を怒らせるとは・・・と逆に説教にいったらしい。

 まぁ罰は飯抜きと伝えてあるから掘り起こしたとしてもどこかに軟禁するんじゃないかな、精霊様を怒らせないためにも。


「凄いね~どんどん掘っていってるよ・・・ケーナちゃん落ちないようにね?」

「うん、ユウナお姉ちゃん・・・大丈夫・・・早い~」

「シノちゃんリスさん達が持ってるのってなに?」

「ん、すこっぷ・・・ほるのにべんり」

「あら?というか、こんな広く掘っていいの?達也?」

「何だっけ?溜池?みたいのが必要なんじゃなかったか?そんで、普通の水と合わせて冷やす感じ?」

「あぁだから二箇所掘っているのね・・・」


 正直なところ適当だけどな・・・一応大工さん達にも声かけてはいるけど、建物はともかく掘るのは任せた!とのことである。

 ちなみに掘るのが早い要因の一つはリス族の身体機能、もう一つは異次元ボックスから取り出したスコップだ。

 この町にもあったけど曲線を描いておらず、真っ直ぐなので掘り辛いのだ。

 まぁあげるつもりはないし、模倣できるならすればいい、そこまでは気にしてない。


 


 途中昼休憩を挟んで、しばらくして。


『一旦上がってください、後は私がやりましょう』


 柳の声でリス族が上がってきた。

 出てくるのを手伝い、穴を覗き込む・・・深・・・底が殆ど見えない。


『まさか一日でここまで掘るとは思いませんでしたよ・・・感服ものです』


 何か柳が感動してる。


『本当なら穴の横は補強が必要なんでしょうが・・・まぁそこも特別に私がやっておきましょう、ではケーナよろしいですか?』


「うん、お願いヤナギ」


『承りました・・・全ての生命の源、愛しき力をここに”生水せいすい”』


 おぉ?底に穴があいて溢れてきてるぞ。


『続いて・・・大いなる大地は何者も拒まず、されど外敵を拒む”土硬どこう”』


 穴の縁から一直線に下まで光が走り、硬い岩になった・・・いや、これレンガか?

 ついでとばかりに1mほど縁が盛り上がり井戸みたいになった。


『ふむ・・・大分力が戻ってきましたね・・・ケーナは凄いですね』


「そうなの?ケーナのおかげ?」


『ええ、ケーナ貴方は凄い生命力と願いを持っています・・・病気で相当削られていましたが、むしろこの歳まで持たせたのが奇跡ですね・・・そして障害がなくなったなら付随して私の力も上がるというものです』


 やたら嬉しそうな柳・・・尻尾振ってるし。


「よし・・・リス族のお仕置きはこれで終わりっと・・・じゃぁ後はトムスさん達に任せよう」


 これ以上は俺が口出せるもんじゃないしな、合わせてちょうどいい水にしてくれと言った時は、難しそうな顔をしていたけど、職人の矜持を見せてやらあ!と言っていたので任せることにする。

 というか、俺には出来ません。


「ヂヂヂヂヂ」


『では、私達は家作りに戻ってもいいですか?だそうですよ』


「ん?あぁ俺達も手伝うよ」

「ヂヂヂ!」


 お礼を言うかのように抱きついてきたけど、回避・・・チビ助ゲット。


「チチチ!?」


 お前の肌触りは相変わらずいいのう・・・ほれもっと楽にしてよいぞ。


「・・・チチ」

「ヂヂヂヂヂヂ」


 何かわざわざ布を取り出して噛み始めたぞ、あいつ・・・どこでそんな知識を得たんだ?






 手伝うと言ったはいいが、家なんて作ったことないな。


「え、達也何も考えずに手伝うって言ったの?」

「ノリと勢いで手伝うといったのだ・・・美香は建設技術あったりしない?」

「あるわけないでしょう・・・私は基本的に不器用なのよ?」

「裁縫と料理できるのにな・・・」

「あ、そうだわ・・・ワニ君出てきて?」


 言葉と共にバックから4匹のぬいぐるみ型が・・・っておい。


「どう考えても入らないだろ・・・何で1m近くあるワニがその中入るんだよ」

「えっとね・・・それが、大きさはいつもは手のひらサイズなのだけど・・・人形操作で動かすと人形憑依の効果で大きくなるみたいなの・・・本当よ?」

「そうなのか・・・何で人形憑依で大きくなるんだ・・・どういうこと?レベルは2のままなのか?」

「ええ・・・どちらも2のままなのよ・・・レベルアップ条件って一体何なのかしら?そういえば、志乃は異次元空間がレベル3になったのよね?」

「あぁ優奈もレベル3にはなってるけどな・・・相変わらず光るだけだけど」


 志乃もレベルはあがったが距離が伸びただけでそんなに実感がないらしい。

 異次元ボックスも大きくなってはいるけど、レベルは上がらないからな。


「まぁ、それはいいとして・・・そのワニ君出してどうすんの?」

「えっとね・・・この子達は勝手に動くって言ったわよね?」

「元気に司祭の爺さん追い掛け回してたな」

「そ、それは忘れて!・・・あ、でももう一回あれをしてもらえるのかしら・・・」

「・・・おい」

「んん!何かしら?えっと・・・それでこの子達勝手に動くのだけど、多分私よりは役に立つと思うわ」

「そうなのか・・・」


 しばらく、リス族の作業をワニ君達はじっとみていると、異次元ボックスから取り出した工具を各々抱えはじめ・・・手伝いはじめた。

 あの?手際が物凄くよくて・・・うん?俺達必要ないね?あいつらに任せるか。


「みっちゃん、凄いね・・・何でもできて羨ましい」

「ち、違うわよ優奈?勝手に動いてるんだからね?落ち込まないで大丈夫よ!私も役に立ってないから」

「ん、みかそれはなぐさめになってない」

「うぅ志乃ちゃん・・・みっちゃんはパーフェクト人間すぎるよ!うわーん」

「ん、よしよし・・・だいじょうぶ、ゆうなはピカーってなれる」

「う、うわーん」


 コントをする3人をよそに、作業を進めるリス族+ワニ族?大きさに目を瞑れば獣人の村みたいなことになりそうだな。


「チチチチチ」


―― スッ ――工具を渡し


「チチチ」


―― ガシッ ――不安定な足場を支え


「チチチチチチチ」


―― トントントンッ ――狭い場所の作業は率先してやる。


 何というか、有能すぎてどうなってんだ・・・あれってオートだよな?

 何で全員バラバラに動いていて連携とれ・・・いや、言葉解るのか・・・美香の能力っていったい。

 それにしても、シリウスより役に立ってるよな「ヂヂヂ!?」いや、だってお前立って指示してるだけじゃん、別に指示も必要ないのに・・・手伝おうとしてもやんわりと断られてるように見える。


「ヂヂヂヂヂヂ!」


 怒ったシリウスが飛び掛ってくるかと思ったが、工具を持って作業場に突撃していった。


「チチチチ!」


 何だよチビ助?『余計なことを!と言っておりますよ』・・・なんかごめん、この先が予想できるわ。


「・・・チチチ」


 あぁチビ助が死んだ魚の目を・・・ごめんなぁ・・・ミスの補助はワニ君が頑張ってくれるよ。


「ヂヂヂヂヂ!」


―― ボトッ ――壁に漆らしきものを塗ろうとして零し


「ヂヂヂ!」


―― ズドンッ ――家を支える柱を力任せに刺し(傾いている)


「ヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ!」


―― バキバキッ ――手が届かないからと周りを壊す。


 よし”左腕変化 黒”責任はとろう。


―― ガシッ ――「ヂ?」―― ミシミシッ ――「ヂヂヂヂヂヂヂヂ!?」


「どう見ても邪魔にしかなってないからお前は大人しくしとけ・・・すまんなせっかくいい調子だったのに」


 シリウスをぶら下げたままリス族+ワニに謝る、リス族は恐縮していたがワニ君は・・・明らかに俺に怒ってるよなこれ・・・わ、悪かったよ?

 ワニ君の一匹が俺の方に歩いてきた・・・座れとでも言うように地面を叩いてきたので座る、アイタッ!?あぁうん正座ね・・・ほらシリウスもやれ。

 二人してワニ君の前で正座する・・・それでも高さが足りないのでワニ君がワニ君を肩車して高さを稼いでいる・・・低い方と目があう・・・見詰め合う・・・撫でてみる・・・力が抜けたのか、崩れ落ちた。

 落ちてきた上の方のワニは受け止めてやる・・・見詰め合う・・・ジタバタしはじめたので降ろしてやる。

 二匹はチラチラ見つつも離れていき、残っていた二匹にはたかれた・・・うん、なんだこれ。


「ヂヂヂヂヂ」


『ぬいぐるみでさえ落とすとはさすがです・・・と言っておりますが同感です』


「何のこっちゃ」

「チチチチ!」


 チビ助はさっきから指噛んでくるし・・・噛みすぎに気づいたか今度は舐め始めたし。


「たつにい何してるの?」

「ワニ君にお仕置きされてるの」

「悪いことしちゃったの?」

「かなり?」

「そうなんだ・・・けーなもお仕置きされる?」

「なんでだよ・・・暇なら一緒に作業見てようか」

「うん」


 まて、正座してる膝の上に乗るな!お仕置きが拷問に早変わりだよ!


『ケーナ恐ろしい子』


 そのまま夕飯までこの状態だった”脚力強化””身体頑強””血液促進”ふはは!能力者を舐めるなよ!?




もう1話あるよ~

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