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四人目?

「で?・・・君は誰よ?」




「おやぁ?さっきのでやっぱり気づいたのかな?」


気づいたも何も・・・さっきから窓に座ってこっちを見てるじゃねえか


「・・・ほえ?誰?」「達也?荷物まとめ終わったわよって・・・新手?」「ん・・・?いきなり現れた?」


いやいやいや?そんなバカな!俺は”気配察知 強”でようやく気づけたけど、メチャクチャ濃厚な気配出してるぞ?こいつ・・・他の人は気づいてなかった?まじで?


「いやいや、気づいた君がおかしいんだよ?まぁ一度認識してしまったからかな?」

「逃げ出て行った奴とは別の能力ってことか?」

「そうだね、私の力をあれと一緒にしないで欲しいな?」

「その言い方だと、今日の襲撃者の事を知っている?つまり?」

「あぁいや、彼らの仲間ではないよ・・・ただ、彼・・・田中太郎の能力を知っているってだけさ」


・・・名前も能力も知ってるのに仲間じゃないって・・・そういう能力持ちって事か?鑑定あたり?


「まぁ君・・・いや達也君が何を考えてるか大体察せるけど、鑑定とかじゃないよ?知ってただけさ」

「・・・名乗った覚えはないんだけどな・・・敵じゃないというなら、あなたの名前を伺っても?」

「もちろんだとも、達也君とは仲良くしたいんだよ?私は有無泡手寅っていうんだ、よろしくね?」

「あなあわてとら?あなあわって随分と珍しい苗字だな」

「有る無いの漢字でアナ、ビールとかの泡の漢字でアワ、それでアナアワだよ。手寅の方は手に乗る寅だよ。いい名前だろ?凄く気に入っているんだ」

「まぁ読み方がまだわかる名字だし、問題ないか・・・?よろしく有無泡さん」

「やだなぁ・・・愛情や情熱を籠めて手寅とよんでおくれ?」

「・・・まぁいいけど、で?手寅は何か用があるのか?」


改めて有無泡手寅を見る・・・顔は黒いヴェールで遮っていて口元しか見えないが・・・何となく凄い美人ってのはわかるし・・・背は俺と同じくらいだが、黒いコートに身を包んでいてもわかるくらいには、スタイルもかなりい・・・ッタイので脇をつねらないでください美香さん・・・志乃も足を踏むのは辞めて?後、優奈?俺の腕は食べ物じゃないです。ねぇ女の人って何でそういうのわかんの?皆エスパー?


「ふふっ仲が良いのはいいね?見つからなかったら、そのまま見送るつもりだったんだけどね・・・見てた理由は特に無かったけど・・・今は仲良くしたいのが用かな?」

「ふむ・・・?つまりうちら・・・あーパーティ?に入りたいって事か?」

「そうだね・・・って言いたいところだけど、今日の所は交流を持ったってあたりかな?」

「ん?連絡手段もないし、ここを拠点にするつもりも無いから、別れたら会えない可能性が高いぞ?」

「あぁ大丈夫だよ、僕の力なら君がどこに居てもわかるし」

「凶悪なストーカー能力だな」

「ふふっ達也君のファンになるなら、この力はかなり有用だと思わないかい?」


変な奴・・・まぁなんとなく・・・普通の殴り合いになったら、殺される予感がするし、敵対しないだけで儲けものかな?


「まぁ確かに今は瞬殺できるけど、将来的には・・・どうなるかわからないよ?」

「人の心を読むんじゃねえ・・・俺達は移動するけど手寅はどうするんだ?」

「そうだなぁ・・・ん~どこか休めそうなところまでは、同行しようかな?達也君・・・割と疲労気味だしね?」


・・・それも気づかれてんのか・・・肩の傷はもぅ塞がってるし支障はないんだけど、どうにも倦怠感が酷い・・・気配察知を強化して使うと体力と精神力の消費があがるって事か・・・乱用は出来んなこれ


「いや~?確定された能力を枝分かれさせずに、色んな強化が出来るんだから、相当凄いよ君は・・・凄いというかヤバイね?」

「・・・随分と事情通な事で?手寅が俺達をここに浚ったか連れてきたのか?」

「ん?あぁいや、これも私の力というか・・・君自身疑問に思わないのかい?美香ちゃんや志乃ちゃんは派生能力が出てるのに、君にはそれがない」


・・・まぁ”腕力強化”一つで能力じゃないか?って言われればそうかもしれんが・・・肉体変化ってそういうもんじゃないか?


「そう考えられるから、派生しないんだろうけどね?ふふっ本当に何人かは面白い成長してるなぁ」

「・・・一応聞くけど、手寅の能力は?」

「おや?乙女の秘密を聞くもんじゃないよ?女は秘密が多いほど・・・」

「綺麗になるってか?」

「ご名答」


まぁ仲間になるわけじゃないし、能力教えるバカでもないか。それに話したことが本当かどうかも俺にはわからん。


「じゃぁ移動しようか?一応、私の力で周囲に何もいないのは、わかってはいるけどね?」

「あぁ・・・わかったって3人共どうした?」


やたら静かなんですが、逆に怖いです・・・どうしたのよ優奈


「え・・・だってたつくん、だってその人・・・ぅぅ」

「あぁ、ちょっと圧が強すぎるか・・・これでどうだい?」


・・・部屋の空気が一段落ちた?少し明るくなったような・・・


「う、うん、いやな感じしなくなったよ!」

「息苦しさが消えたわね」


志乃は無言でしがみついてたけど、力が緩んだな・・・落ち着いた?






手寅の案内で適当な民家に移動し・・・夜も遅いし3人はさっさと寝かせた、俺も寝たいが聞いておきたい事もあるし、起きたらいなくなってそうなんだよな、こいつ。


「じゃぁ他にも俺達に教えられそうな事はあるか?現状を説明できる何かが知りたいんだが」

「・・・ふむ・・・そうだねぇ、察しているとは思うけど、君達と同じような人がこの町にもたくさんいる、あぁ他にも町はあるようだよ?私は別の町から来たからね・・・そうだな成人男性の足で2日程といったところかな?ちなみにその町はまるで中世だったよ、他にも町があるかもしれないね」

「その中世風の町にも異世界人というか地球人はいたのか?」

「いたよ~私がそうだし?ただ、思ったんだけど時代は統一されてないように感じたよ」


手寅が言うには、中世風の町には、いかにも騎士といった格好の人もいれば、私魔術師です!といったコスプレじゃ済まないような人もいたらしい。接触しようにも、女性なせいか襲われそうになったので(男=強姦魔な方式出来てない?大丈夫?)適当にノして逃げてきたらしい。多分殺したんだろうな。一応現代人っぽいのもいるにはいたが、自分含めて少数だったようだ。怪物については、共通していたのは人型ということ・・・ただ、交戦した固体は火を噴いてきたらしい。こっちの怪物にそういうのは見てないな。見てないだけかもしれないけど。能力の詳細はわからないとのこと。手寅いわく同じ能力でも、人によって中身が変わるらしい。


「私から言える事はこれくらいかな?説明になってなくてすまないね」

「いや、他にも町があるって事がわかるだけ助かる、ありがとう」

「・・・それで?君・・・君達はこれからどうするつもりなんだい?」


俺達がどうするか・・・か・・・元の世界に戻る理由は別段思いつかないし、かといって死にたくはないから・・・能力のレベルを上げつつ、安全な場所を確保して、出来ればこの世界・・・何でこうなったかを調べる?


「まぁ黒幕が現れない限りは調べようがないよねぇ・・・ゲームとかだったら、お前は死んだ!だから転生させてやる!とかかな?」

「そういうわかりやすいのは一切無かったからな・・・とりあえずは、色んな所回って交流を広めてみようかね」


基本的に交流を望もうにも襲撃やら強姦現場にしか、遭遇してないから・・・望みは薄いけど。一応手寅っていう前例は出来たからな。


「おや?君の初めてかい?光栄だね」

「違うわ!そういう言い方だと優奈になるだろうが!それも違うし!」


まぁ・・・今日はそろそろ俺も限界だ・・・


「おや?さすがに限界に見えるね?・・・では、またどこかで会おう達也君・・・おやすみ」

「あぁ・・・またな、手寅」


・・・ここで手寅が敵で襲撃されたら、全滅だけど・・・まぁそれはそれで運がなかったな俺達
















「いやはや、人間って本当に飽きないね?まぁ君の事は定期的に見ることにするよ・・・じゃあね達也君・・・出来ればもっともっと壊れてくれ、そうしたら私とも・・・アソボウヨ?」



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