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矛盾

 大分短いですが、とりあえず・・・どうも進まない。ちょっとずつでも上げた方が進むと期待して上げます。

「ようやくか・・・長かったな」

「そうだね、手下の数が多かったからね」


 文哉が向かい合うのは魔王。誠司は深海の魔王と言っていたが、文哉としては深海というよりボロマントの魔王の方がしっくりきた。相変わらず、揺ら揺らと焦点を合わせる事のない瞳は身体と一緒に揺れている。こうして近づいてみると一層不気味さが際立つ。


 虎の子のインカム越しに話していた誠司に最後の確認を取る。


「それじゃ、始めるぞ?」

「あぁ、絵美がいうにはつい先ほど蟹海老型も鯱型もやられたとのことだよ」

「うん?誠司の予測より早かったな?」

「まぁ・・・ね、だけど倒してくれたほうがこちらとしても都合がいいからね。問題はないよ」

「そうだな・・・それじゃ後は任せてくれ」

「うん、頼むよ僕の騎士」

「ああ!」


 今はまだ戦闘に入っていない、決められるなら一撃で・・・防御を捨て、一撃で決める!


<矛盾 右矛9 左盾1>


 文哉の能力は【矛盾 lv3】右手には矛を左手には盾を生み出す攻防自在の能力。矛も盾も手から直接生えるようになっており細かな小回りは効かない。それぞれの変化した手に10を基準値として振り分けることにより、一方を強化することが可能だ。盾に9ふれば多少の攻撃ではびくともしない。実際この能力を使って、達也が投げた石の砲弾を防いだのだ。盾は砕けちったので防いだとは言い難いかもしれないが。


 普通に能力を使用した場合はどちらも5になり、右手の矛は円錐型の所謂突撃ランス型に、左手の盾は自分の半身を隠せるくらいの逆三角形な所謂カイトシールドになる。しかし、文哉が右手に9の能力を割り振った為に突撃ランスは肥大化し、先端に従って棘が追加され禍々しさと力強さを増していた。ちなみに右手の盾は手が普通に戻りその手の甲に小さな板みたいなものが張り付いている。


 誠司の能力で未だ敵対状態にはなっていない魔王に向けて、9を振られたことによって巨大な矛となった右手を振り上げる。


 これが誰かの物語・・・英雄譚とかなら一騎打ちやら魔王を倒すための条件やらと見栄えを求める必要があるかもしれない、けどこれは俺達と誠司の通過点でしかない。怪我も簡単には治せないし、病に関しても元の世界と一緒とは限らない。薬の類だって少ない、怪我をしないで力を手に入れるに越した事は無いのだ。


――だから


「納得しろとは言わない、理不尽だと罵ってくれてもいい」


 自分でも誰に対して言い訳をしているのか文哉にはわからなかったが、上げた矛の振り下ろすのには躊躇しなかった。


「これで、死ね!」








「新規やらノクターンに浮気してるせいじゃないのかい?」

 そ、ソンナコトハナイヨ?

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