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どうしてこうなった

「たつ、お願いがある」




 逃走することにして荷物をまとめてる最中、真田さんがお願いを始めた


「ん?聞くだけ聞こう」

「・・・偉そう、えっと・・・荷物をとりにいきたい」


・・・察するにおっさん達の部屋にありそうですねぇ


「おっさん達の部屋にある?」

「・・・うん」

「大事なもの?」

「・・・すごく」

「俺が変わりに取りにいける物?」

「ん・・・髪留め」

「却下、って言いたいところなんだけど・・・すぐに見つかる?」

「バックに入ってるから、漁られてなければすぐに取れる」


う・・う・・・む・・・・・?大事な物って人それぞれだよな、まぁ・・・うん、いいか


「わかった、多分そろそろ、おっさん達襲撃にくるだろうから、それに合わせて異空間で1階から取りにいっといで」

「ありがとう・・・」

「ってちょっと待って達也、もぅ襲撃くるの!?」

「夜になったら見分けつかないし、野崎さんを浚うのが目的で自分の能力に自身があるなら今来るだろ」

「浚うって・・・あんたねぇ・・・って本当に降りてきた!?っきゃ!?」

「・・・え、何?一人コント?」

「違うわよバカ!見張りで置いた人形が蹴られたから、びっくりしただけよ!」


 痛みのフィールドバックはないのか、憑依レベルあがるとありそうで怖いなって、そんなことより


「よし、3人は下に一回降りて、真田さんの荷物を回収後また異空間で下に下りておいて、このホテルの勝手口あたりで合流な」

「たつくんはどうするの?」

「足止めする」

「え、大丈夫なの!?」


 まぁ問題あるめぇ・・・多分大丈夫・・・きっと・・・多分な!・・・頑張ろう!


「いや、大丈夫だドア越しに一撃いれて時間稼ぎながら対応するから」

「達也それ、大丈夫な理由になってないと思うけど・・・」

「たつ・・・いいの?」


 大丈夫だって、一番頑丈なの俺だから何とかなるって!ってやばいな、もぅそばに来てる


 3人を促し荷物と共に下に下ろす・・・さて、やりますかぁ!

―― コンコン ――あ、ノックはするのね礼儀正しいね。

 扉の外には3つの気配・・・3つ?3人目いたのか?いや、うねうね?馬鹿な!?でかすぎる!


「はい?唐沢さんですか?どうしました?」


 扉に近づきながら、脚力強化を重点的にかける


「はい、何のようで・・・」


 っ!?鍵あけた途端なにか、扉の向こうから圧を感じたと同時にドアを蹴りつける


―― ズドンッ ――


 扉ごと何か柔らかい物を蹴っ飛ばす、部屋の外には・・・


「・・・えー・・・なにこれスライム?」


 なんか白いスライム状の何かがドアに潰されつつ、男を取り込む形で体内?に収めている光景が・・・うわ、SAN値減りそう・・・プレイ?プレイなのこれ?


「ちょ、加藤君大丈夫かい!?」


 唐沢の方が助け起こそうとしてるので、とりあえず蹴っ飛ばしておこう


「ぐはっ!・・・ぐ・・・なにをするんだい・・・如月君・・・いきなり攻撃してきて」

「いやーこのスライム?引き連れてその言い訳はどうなんですかね?」

「これは!・・・君に僕の能力を見せてあげようと思って・・・」

「あ~その可能性はあるかもしれないけど、真田さんを襲おうとしたって聞いたからなぁ」

「っな!君があの子を隠したのか!あの娘はどこだ!」


 うお!?何!?いきなり豹変して飛び掛ってきたぞ?”身体強化””思考加速”ベットの方に投げておこう


「死ね!クソガキが!」


 声と共に何かが飛んで来る、思考加速の中だと細部を見る余裕あっていいな。

 これ使いすぎると頭痛くなるのが難点だけど・・・えっと・・・うわ石がまじで帯電してやがる、概念無視しすぎじゃね?

 速度は人が投げたものだから簡単に避けれる・・・あ、後ろの唐沢に当たった


―― バリバリバリバリバリバリバリ――  「ウガガガッガガガガガッガガガガ」


 うわ・・・ギャグみたいにバリバリいっとる・・・痛そう、これってオウンゴール?サッカーしようぜ?お前ゴールな!てきな?


「っち、避けるんじゃねえよ、唐沢にあた・・・ってぎゃああああああああああああ」


 おや?スライムが加藤に襲い掛かってる・・・あれか、誤射とはいえ唐沢に当たったのがまずかったのか?唐沢の意識ないみたいだしな。

 取り込んでからの圧殺か・・・


「ふざ・・・・け・・ん・・・・・な、この白生物があああああああああ!」

”バリバリバリバリバリバリ”


 液状だからなのか、思わずといった感じでスライムが加藤から逃げる。

 何か勝手に同士討ちしてない?こいつら


「っくそ・・・おいてめえ、女はどこだ?今なら女を引き渡せば、お前は見逃してやるぞ?」


 まぁ・・・俺が痛めつけたわけじゃないから、彼我の戦力差がまだわからないけどさぁ・・・

”腕力強化””反応強化”


「なんだてめえ、その目は!ぶっ殺されたくなかったらとっ・・」


―― ッゴン ――


 悲鳴もあげる暇も与えず、顔面パンチ一発!・・・上手く気絶してくれたみたい、手加減が難しいな。

 全力でやったら、酷い事になりそうだからな、スライムの方はなんか溶けていってるなこれ?


・・・さて、どうしてこうなった?





 その後シーツで適当におっさん二人を抱き合わせるようにして縛り、3人に合流するために下にいく


「たつ・・・!」「たつくん!」


 勝手口の方にいくと、少女二人が駆けてきた・・・そのまま飛びつかれた・・・まぁいいけどね


「達也良かった、怪我はないようね?あいつらはどうしたの?」

「8割くらい同士討ちで、止めさした後適当に縛って放置した、真田さんの大事な物はあった?」

「ん・・・これ」


 髪留め・・・ほぅ綺麗な髪留めだな、確かに大事にしてそうだ。


「良かったね、似合ってるよ」

「ん、お礼に尽くす」

「いいのいいの、子供は我侭なくらいが可愛いもんだよ」


 周囲の迷惑を考えずに暴れるような子供には困るけど、真田さんは基本的におとなしいからな


「むー!私も子供!」

「まぁ・・・坂口さんも子供だけど、宣言したからどうなるんだよ?」

「え・・・それは・・・えーっと、か、可愛い!?」

「・・・はいはい、とてもカワイイですよ?」

「むがーーーー!」


 ははは、テンション高いなこやつ・・・ッヒ!?


「イチャイチャするのはいいわ?でも?今は外で?危険がいっぱいで危ないわよね?」


 おっしゃる通りです。”気配察知””範囲強化””聴力強化”


「よし、周囲に特に問題はないから移動しようか」


 と言ってももどこにいくよ?






 はい、戻ってきました第一拠点!


「あはは、もぅここに住んじゃう?」

「ん・・・愛の巣?」

「住むのはいいけど・・・食べ物と水の問題があるわよ?」


 いや、住まないだろ根本的な問題に水と食料があるのは否めない。

 住むなら川の近くに家でも作らんとなぁ・・・家ごと持ってく?

 基礎があるから無理か・・・プレハブなら何とか?


 まぁとにかくも水と食料の安定確保と・・・目的が欲しいな


「目的?えっと・・・冒険者ギルドを探す!」

「まだ、諦めてないのか・・・野崎さんと真田さんは?」

「・・・そうね・・・一つあるわ、目的というより願望ね」

「願望?・・・元の世界に戻りたいとか?」

「いえ?そう言われてみると、思い出せないせいか、ホームシックというか元に戻せーっていう風には思わないわね」

「・・・ん、たつ・・・私もお願い・・・二回目だけどある」

「ふむ?まぁ別にええよ?いってみ?」

「あ!私もあるよ!お願いなら!」


 なんだなんだ・・・3人して願望もちか?一人一人が無理難題だと困るな~


「「「名前で呼んで」」」


・・・おう?


「いつまでも坂口さんとか他人行儀すぎだよ!ゆっちゃんでもゆうちゃんでもハニーでもいいのに!」

「そうね、ここまで一緒に行動してるのに・・・達也の呼び方は何か寂しさを感じるわ」

「・・・ん、優しいのに変なところで冷たい・・・」


 まぁ・・・言われてみると確かにそうかもしれん、そうだな一蓮托生になりそうだし、いいかもな


「わかった、じゃぁこれからよろしくな、優奈、美香、志乃」

「ハニーじゃないの?」

「いきなり呼び捨てだと何か・・・照れるわね」

「ん、一緒」




 問題は風呂に入る時に起こった


「いやーお手製檜風呂って風情があっていいなぁ・・・」

「ん・・・あったかい」

「ちょっと狭いよ~」

「優奈は一回でるべきよ」


 新密度があがるのは構わない・・・が、一緒にお風呂は違う気がするんです、目隠ししてますけどね。

 いや、俺だけ目隠ししたから何だっていうんだよ?


「たつ・・・おっきくならない、おかしい」

「そうだよ!目隠しとっていいよ?」

「ま・・・まぁ・・・見たいなら好きにしたら?」


 肉体変化舐めるなよ!小娘共!南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・一線越えるには俺の覚悟がまだ足らないですね!へたれ!


 どうしてこうなった!


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