授業2
どうゆうわけか俺は女子生徒5人に魔法を教えている…
少し離れた場所で先生と小百合が残りの生徒にスパルタ教育をしている
どうしてこうなったと言うと、小百合との勝負が終わった後に先生が
先生「片桐、羽佐間、お前らに俺が教えても意味が無さそうだから…片桐は一人で、羽佐間は俺と一緒にコイツらに教えろ」
洋平「先生…俺、他人に魔法を教えるのは…」
先生「片桐は最低でも5人、教えて上達させろ」
洋平「…出来なかったら?」
先生「お前の評価を下げる」
洋平「…わかりました、5人だけ教えます」
先生「よろしい、3日後に試験するからそれに全員合格させろ」
洋平「わかりました、メンバーは俺が選んでいいですよね?」
先生「好きにしろ」
俺はすぐにメンバー5人の内2人は決めた
深雪と花音だ
そして残り3人、どうしようか考えていた
「片桐君私を選んでー」「片桐君私よ私!」「片桐!俺に教えてくれー」
五月蝿いな〜もういいや、奥で騒いで無いあの3人に決めよう
俺は人混みの中を通り奥の3人を連れ出した
洋平「先生、この5人に決めました」
先生「よしわかった、お前らは向こう側に行け」
俺たちは先生たちから離れた
そして俺は5人を見た
俺はこの時、選んだ5人が全員女子だと気づいた
洋平「…最初に言っておく、俺はそこの2人以外名前すら覚えてない、だから簡単に自己紹介してくれないか?」
すると深雪と花音以外のメンバーがそれぞれ
???「私は黒谷彩夏です」
背は俺より少し低く、髪は黒く、ロングのストレート
???「…私は相澤優希」
背は俺とほぼ一緒で、髪は少し茶色で、ロングのツインテール
???「私は三枝葵と申します」
背は低くて、髪は黒く、一纏めにされている
洋平「わかった、ありがとう、さっそくだが魔法をいくつか習得するか、単純に技術を向上させるか、どっちがいい?」
深雪「私は新しく魔法を習得したい!」
花音「私は技術かな」
黒谷「私は技術を向上させたいです」
相澤「…私も技術を向上させたい」
三枝「私は新しく魔法を覚えたいです」
5人はそれぞれの意見を言った
洋平「それじゃあ、深雪と三枝さんはちょっとこっちに来て、あとの3人は体を慣らしといて」
俺は深雪と三枝さんを少し離れた所に連れて行き
洋平「まず、自分の得意属性を教えて」
深雪「私は水だよ」
三枝「私は風です」
洋平「それでどうゆうのが覚えたい?」
深雪「凄く強いやつ」
三枝「私は風の上級を教えて欲しいです」
洋平「2人には上級の覚え方を教える、と言って簡単だそんなに難しく無い」
深雪「本当!」
三枝「どうゆうふうにするんですか?」
洋平「中級の魔方陣に一工夫加えて注ぐ魔力の量を増やせばいい、詠唱はやってれば自然と教えてる」
深雪「それだけ?」
洋平「自分の魔力の残量には気をつけろよ、一応手本を見せる」
俺は中級に使う魔方陣を展開した
洋平「そしてこれをこう変える」
展開していた魔方陣が少し変わった
洋平「魔力を注ぎ、成功してたら自然と詠唱が頭の中に流れる、…濁流よすべてを飲み込め、ビックウェーブ」
すると大波が地面から出てきた
洋平「こんなところだ、さっきは水だが、風も同じようにできる」
深雪「わかった」
三枝「わかりました」
洋平「それじゃあ、俺は他の3人を教えに行く、魔力をかなり消費するから気をつけろよ」
俺は花音たちの所に行った
洋平「体は慣らしたか?」
花音「ばっちり」
黒谷「大丈夫です」
相澤「…問題ない」
洋平「じゃあ、今から俺が離れた場所から攻撃するから、3人はそれを避けながら俺に攻撃しろ」
3人は頷き、そして互いに距離をとった、俺は急いで3人から離れた
洋平「それじゃあ始めるぞ、…ファイヤ」
俺は3つ魔方陣を展開して個別に狙った
3人ともそれを軽く避けた
洋平「轟け、グレイブ、…散れ、エアバーン」
俺は地面を蹴った、するとそこから四方向に岩の柱が壁まで隙間無く出てきて、3人を分断し、エアバーンがランダムにそれぞれ襲った
洋平「…スプラッシュ」
花音の目の前に水の塊が出てきてはじけた
花音は避けきれず当り地面に倒れた
洋平「…グレイブ」
次は黒谷の足下の近くから岩の柱が出てきて黒谷に当たった
洋平「…エアボム、エアスラッシャー」
最後に相澤の左右に風で作った爆弾を出現させて、それを攻撃した
すると爆弾は爆発し、かなり強い風が吹いて、相澤は壁まで飛ばされ壁に激突した
洋平「大丈夫か?」
俺は3人に聞いてみたが返事がない
俺は3人を近くに運んで
洋平「リナ頼んだぞ」
リナ「了解しました」
リナは3人に回復系の魔法をかけ始めた
俺は深雪たちの方を見た
魔方陣が崩れたりしてかなり手こずっていた
リナ「治療、終わりました」
洋平「ありがとうリナ」
俺は3人の顔の上に水を出して顔にかけた
花音「ひゃ!」
黒谷「にゃ!?」
相澤「!?」
3人は勢い良く起き上がった
洋平「3人とも起きたか?」
3人は頷いた
花音「洋平…意外とスパルタ」
洋平「一応、3人がどれだけ動けるか確かめただけだ」
黒谷「それでどうでしたか?」
洋平「3人に足りないのは詠唱のスピードと判断力と注意力、3人とも最後の攻撃に反応しきれてなかった」
花音「どうして詠唱スピードが足りないってわかるの?」
洋平「3人とも魔法で防御しなかったから、おそらく詠唱が間に合わないから防御が出来なかったと思ったから」
黒谷「詠唱ってどうやったら速くなるんですか?」
洋平「短縮すればいい」
相澤「…どうやって」
洋平「そもそも魔法を発動条件は魔力と魔力を練る集中力、詠唱は魔力を練る手助けの様なもの、つまり…」
相澤「…魔力を手助け無しで練ることができれば詠唱が速くなる」
洋平「そうゆうこと、でもこれは難しいことだ」
花音「無詠唱してる人が言うと現実味が無いけど」
洋平「実際にやればわかる」
花音「…散れ、エアバーン」
花音が俺の詠唱を真似したが魔法は発動しなかった
花音「え、あれ?」
洋平「魔力が練れて無かったら魔法は発動しない、あと人は属性によって魔力を練るのが得意、不得意がある、花音は風は得意なのか?」
花音「私は土が得意だよ」
洋平「土か…術名と地面を蹴るが俺の短縮方法なんだが…やってみて」
花音「…ストンウォール」
そして花音が地面を蹴ると10㎝ぐらい地面が上がった
洋平「こつは蹴った瞬間に練った魔力を地面に流し込む」
黒谷「あ、あの〜、私は風が得意なんですが、どうしたらできますか?」
洋平「…詠唱は一言、そして術名を言うのが俺のやり方」
黒谷「わかりました」
相澤「…私は火が得意」
洋平「火か…火は魔力を練る時に炎のイメージをするといいぞ」
相澤「…わかった」
3人がそれぞれ練習を始めた
俺は深雪たちの方を見た
2人ともダウンしていた
俺は2人のところに行った
洋平「大丈夫か?」
深雪「魔力を使いすぎて…いま…休憩中…」
三枝「私も…魔力を使いすぎました…」
洋平「2人ともこれを見て」
俺は風、水の上級魔法の魔方陣を見せた
洋平「これを手本に次からやってみて」
そして俺は花音たちのところに行った
途中で先生たちの方を見たが先生以外全員ダウンしていた…何があった?
俺はあまり考えないことにして、花音たちの練習を手伝った