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動く心

花音視点です

朝、学校に行っても洋平と深雪の姿はない

愛梨ちゃんはいるが、いつものように元気ではない


花音「今日こそ聞かなきゃ」


そう心に決めて、愛梨ちゃんの所に行こうとするが、先生が入ってきた


花音「…次こそ」


休み時間は空振り、昼休み愛梨ちゃんの手を掴み、無理矢理学校の屋上まで来た


花音「愛梨ちゃん、聞かせて洋平と深雪はどうなったの?」


愛梨「…お兄ちゃんは異世界に行きました、おそらく深雪さんもそのとき一緒に…」


それを聞いた瞬間、胸が締め付けられるような痛みがした


花音「愛梨ちゃんはその場にいたの?」


愛梨「はい…けど、お兄ちゃんがお母様とお父さんを呼んでこいって言って私はその場を離れました」


花音「それで戻ったら既に2人はいなかった」


愛梨「そうです、今はお父さんが全力で飛ばされた世界を探してる所です」


花音「え?専門の組織じゃなくて?」


愛梨「お父さんはそうゆうことに関しては専門家たちより凄いんです」


花音「そうなんだ…」


何だか洋平が強い訳がわかってきた気がする…


愛梨「それとお父さんの話だと、あと3日で特定できそうって言ってました」


花音「あと3日で洋平たちは帰ってくるってこと?」


愛梨「いえ、飛ばされた世界を見つけるのに3日で、そこからお兄ちゃんと深雪さんをこっちに戻す魔法を組むのに2日かかるって言ってました」


花音「あと5日か…」


その間、洋平は深雪と一緒にいるってことになる

胸が痛い、それを考えるだけで締め付けられるような痛みがする


愛梨「大丈夫ですか?さっきから胸を抑えていますが…」


花音「大丈夫、昨日から何故か痛みだしたけど心配するほどでもないよ」


愛梨「…お兄ちゃんのこと考えると痛むんですか?」


花音「え?何でわかったの?」


愛梨「私もお兄ちゃんに会うまでそうでしたから」


花音「え…と、どうゆうこと?」


愛梨「私は旅行中のお母様に拾われたんです、そしてお母様からお兄ちゃんの写真を見せてもらったり、話を聞きました」


花音「…」


愛梨「私はそんな中、ある感情が芽生えました」


花音「それって…」


愛梨「はい、私はお兄ちゃんを兄としではなく、一人の男性として好きです」


また胸が痛い、愛梨ちゃんの明白な言葉を聞いて今ままで以上に胸が苦しくて、痛い


愛梨「だから、私も実は胸が苦しくて、痛いんです」


彼女は微笑みながらそう言ってきた


愛梨「けど、この痛みや苦しみがあるから、私は本当にお兄ちゃんのことが好きなんだなぁ、って実感できるんです」


花音「私は…」


愛梨ちゃんの言葉で気づいた、昨日の夜、抱えてたモヤモヤも今はない

それは気づいたから、自分の気もちに…私は…


花音「私は…私も洋平のことが好き!」


愛梨「はい、何となくでしたけど、わかってました」


花音「愛梨ちゃんや深雪には絶対負けないから!」


愛梨「私も負けるつもりはありません」


洋平…帰って来たら、絶対私に振り向かせるからね!


愛梨「花音さん、私たちライバルですね」


花音「えぇ、同じ男を好きになったからね」


昼休みの屋上、私にとっての始まりになった




えーと、私は無謀なことに三作品目となる

『高校生のパパ』

を書き始めました


更新ペースが遅いくせに、別の作品を書くなんて、さらにペースを落とす気かって、読んでくれてるリア友に叱られました


だって、授業中に小説の続きの内容を考えてたら、別の話がドンドン思い付くんだもん

と言うことで、書いてみたのが、『高校生のパパ』です



まぁ宣伝したところで…

それではノシ

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