始まり
朝起きて、昼の学校はただ一人で過し、夜になったら寝る
ただそれを繰り返すだけだった
高校1年までは…
???「んくぅ〜、朝か…」
俺、片桐洋平はいつも通りに起きていた
そして、朝食を食べて支度を整えて学校にむかった
校門まで来ると同学年の人達は始業式の事を話していた
俺が通う学校、国立魔術師育成高等学校は高校2年の始業式に各生徒に精霊召喚を必ずしないといけない
精霊には6つの属性があり、火、風、水、土の4つと光と闇の特殊な2つの属性が存在する
精霊召喚は6つの属性から召喚者の特性に合わせて召喚される
基本的に召喚される精霊は火、風、水、土の4属性の精霊が召喚される
けど極稀に光、もしくは闇の精霊を召喚する人がでるらしい
洋平「はやく俺の番にならないかな〜」
正直クラスの人達の精霊には興味ないし、自分の精霊もどうせ四大(火、風、水、土)のどれかだろと思いながら待っていた
俺はクラスメイトからよく思われてない
その理由は1年の時に俺は上級魔法、中級魔法を1回も出してないからである
この学校には一定以上の魔力と魔法技術がないと入れなく、生徒の大半は上級魔法を2、3個は使えるのである
すなわち上、中級魔法を一回も使わなかった俺はクラスの問題児として扱われてる
洋平「やっと俺の番か…」
わかっていたが周りから嫌な視線を浴びた
俺はため息をついて魔法陣が書かれた床まで移動して
洋平「精霊よ我と契約を結びて姿を具現化せよ」
すると俺の足下の魔法陣が光だした
光が収まり目の前にいる精霊を確認した
洋平「ん……え!嘘だろ…」
俺の目の前にいる精霊は光っていた
つまり俺は光の精霊を呼び出したのだ
???「何よ、私を見るなり固まって、レディに失礼でしょ」
洋平「あぁ、すまん…つい、驚いていたんだ」
???「そう…で、あなたが私のマスターであっているよね?」
洋平「そうだ、俺がお前のマスターの片桐洋平だ」
???「わかった、私は見ての通り光の精霊、名前はサン=リナ」
リナは全長15㎝ぐらいで、髪は金髪のロング、あと当然ながら背中に透明な羽が生えていて、体が若干光っていた
洋平「よろしくなリナ」
リナ「こちらこそ、よろしくね洋平様」
この日からだろうか…周りの俺を見る目が変わったのは…
始業式が終わり、2年生で光の精霊を召喚したのは俺だけだった、そして闇の精霊を召喚することは誰もできなかった
俺は教室をいち速く出て、リナを肩に乗せて家に帰った
洋平「リナ…お前を呼び出せたということは俺は光属性の魔法が使えるのか?」
リナ「うーん、どうでしょ?洋平様からは微かに光の魔力を感じますが…」
洋平「そう…ならいいや、使えるなら憶えようと思ってただけだから」
リナ「いつか使えるよ、きっと」
洋平「だといいな…」
俺はこの日からちょっとずつ自分が変わり始めたのに気づいたのは大分先のことである
2作目来ました
1作目終わってないのに2作目作るのは無謀なことなのだろうか?と思っていました
けど、何事にも挑戦ということで書いてみました
と言うことで今回はこの辺でノシ