寒牡丹
掲載日:2026/04/25
愛してと、呟いたわたしの言葉を横からそっと拾い上げた
あの日のあなたはどんな真綿より木の葉より温かかった
あなたはまだ覚えていますか
もう忘れてしまいましたか
わたしに人を愛することを教えてくれたのはあなたでした
いつまでも覚えています
秋が過ぎて冬が来ようと
あなたの言葉はずっとわたしの心を温めてくれる
かじかんだ指先が赤いまま
壁に縋ると少しだけ温もりがある気がして
あなたを思い出す
いつか、こうやって雪の日に軒下で見ましたね
あの日のあなたは頬も鼻も真っ赤にして、微笑んで
綺麗でした
縋り合って手を繋いで
何もなくても
あなたを感じることは果てしない喜びと幸せでした
わたしの永遠の時間でした
どれだけ時が過ぎても、遠くなっても、愛しています
ずっと
読んでくださりありがとうございます(*◡ ◡)




